10月25日 (月)  『たかやん議員日記』2004 第222弾! 

『たかやん議員日記』2004 第222弾!  10月25日(月)

車の中・・・
新潟の地震でたくさんの人が車の中で生活していると聞いて、10年前の僕たちを思い出した。ちょうどあの阪神大震災の時、僕と息子の亮は車の中で生活していたのだ。僕たち二人には11月から家が無かった。しばらく友達の家に居候させてもらっていたのだが、その時小学校6年生だった息子と「パジェロのなかで生活してみようっか?」という話になり、僕らは100日以上の車内生活をスタートさせたのだった。そして約一月たったころ、あの震災が起きたのだ。僕らは車の中に毛布を敷いて、その上に寝袋を敷いて寝ていた。それでもマイナス5度の日などは寒くて寝られない。亮はスヤスヤ寝てしまうのだが、僕は駄目。温かい息子の体に温めてもらうようにして、僕はなんとか眠れたのだった。だから車の中で毛布だけで寝ることがどれだけ寒いかもよく分かるし、エンジンをかけて寝たい気持ちも分かる。だけどガソリンはもったいないし、同じ体勢は疲れるし・・・
一番辛いのはお風呂に入れないことかも知れない。トイレも結構辛いはずだ。子供たちには勉強したくても明かりが無いかも知れない。準備をして車内生活を始めた訳ではないから、きっと不足しているものがたくさんあるだろう。
温かい食事。温かいお風呂。温かい寝床。そして温かい心。いつも当たり前のようにあるものが、今は無いかもしれない。

お袋も隣の県にいるし、ボランティアに行けたらなあと思う。だけどボランティアだって、かなりの準備をしていかないと足手まといになるだけだろう。食事や寝る場所を確保できないと大変だ。ボランティアへの指揮系統はうまくいっているのだろうか・・・・物資は行き届いているだろうか。今日は雨。冷たい雨のはずだ。もうすぐ雪も降るだろう。新潟だけではない。あの台風で避難生活をしている人たちもまだいるはずだ。

家がないというのは辛いことだ。こういう時にこそ、国民の税金をたっぷりと使って欲しいと思う。