10月3日 (日)  「たかやん議員日記」2004.第200弾! 

「たかやん議員日記」2004.第200弾!  10月3日(日)


昨日掲載した6月議会の議事録を読み直してみた。どうして質問と答弁がこんなにもかみ合わないのか・・・。国会中継に似ているかも知れないなと笑ってしまった。議会便りを読んで、なんで二中の事件ばかり取り上げているの?という声も耳にする。議会便りは「一般質問」のほんの一部が掲載されるだけである。いくつかある質問のさらに一部が議会便りに載るのだ。
あの議事録を読んでもそう思うだろうか。3月の議事録、6月の議事録を読んでもそう思うだろうか。子どもの命に関わることを、そんなに簡単に終わらせていいのだろうか。自分が親だったらそれで諦めがつくだろうか。
学校側、教育委員会側はそれは終わりにして欲しいだろう。忘れてしまいたいだろう。だけどああいう答弁しか返ってこないまま、このまま終わらせてしまったら陵平の死はどうなるのだ。無駄死にという言葉があるけれど、まさに無駄死になってしまうではないか。13歳のこどもがあの10階から飛び降りる時の気持ちを考えられたら・・・・そんなことは人として許されないと思う。
そう人として僕はこの問題を取り上げ続けるつもりである。教育で一番大事な問題だから。学校での「いじめ」もこういう感覚で起こるのだ。本人達に「いじめ」の意識はない。当たり前の「指導」だと思っている。「規則」を守らなかったのだから当然だという理論だ。
ベランダで休み時間に「お菓子」を食べた。ではみなさんが教師の立場だったらどうしますか?
プロの教師はそんなつまらないことでは「本気」はだしません。中学校というところは色々な事件が次々と起きます。そんなことにエネルギーを使っていたら神経が持ちません。勿論ぱっと叱って「はいおしまい!」これはありです。「ふざけるな!」と本気で怒るふりをする教師が一人いるのもOKです。こどもたちはあの人に見つかったら「運」が悪かったと諦めます。だけどそういう先生から親に連絡が入ることはありません。プロの教師は普通、指導に親の力はかりません。親に連絡をするということは自分達がアマチュアだということを認めているようなものなのです。だから親に連絡をするということはまずしないのです。するときは「褒める時」です。それがプロってもんです。
プロの教師はもっと「授業」に気合を入れます。子ども達の目を輝かせるにはどうしたらいいか・・・・。ここにポイントを置くのです。

新座の中学校は北朝鮮でもなければ帝国陸軍でもない。お菓子を食べて死ななきゃいけない訳がない。きまり、きまり、きまり、きまり・・・・糞食らえだ!くだらない「きまり」を守らせることは教育でも何でもない。決まりの意味も教えられないで、ただただ決まりだから守れ!といって怒ってばかりいるアマチュアに習う子ども達は不幸である。
新座にはプロの教師が山ほどいたのだ。今だっている。だけどやりにくいだろうなあ・・・上にいる人たちがほとんどプロじゃないから・・・・。プロが管理職になっていかないからプロの弟子達が育たないのだ。教師は職人だ。「人を外見でしか見られない。」ような素人ばかりになったら、教育の質はどこまでも落ちていく。本物の職人を大事にしよう!子ども達の目を輝かせ、勉強の楽しさを伝えられる職人を棟梁にしたいものだ。