12月12日 (日)  「たかやん議員日記」2004.第270弾! 

「たかやん議員日記」2004.第270弾!  12月12日(日)

華氏911
前から見たいと思っていた映画を家で見た。インフルエンザでダウンできるのも今日が最後だから・・・・。
僕はあの9.11の一週間あとの9.17からニューヨークにしばらくいたからあの時の光景や匂いが蘇ってきた。一週間近くたっていたのに、ワールドトレードセンターがあったところからは、はまだ炎が見えたのだ。まるでマンハッタン全体が煙に包まれているようだった。スタッテン島から見たマンハッタンはツインタワーが綺麗に消えていた。僕の知っているマンハッタンはもう無くなっていた。

あの映画を見るとどうして「イラク戦争」が起きたのかがよく分かる。戦争を支持した連邦議員の息子達の中でイラクへ派遣されたのはたった一人という事実も頷ける。戦争で犠牲になる人は無知で貧しい人が大半なのだ。そういう意味ではイラクで殺されたイラク人もイラクで戦死したアメリカ人も同じ被害者だ。戦争へ行かせる側は「愛国心」を叫び、自分の国を守る為にと戦争を支持する。イラクが大量破壊兵器を持っていようがいまいが関係ない。アルカイダと関係あろうがなかろうがどうでもいい。石油の為に儲けの為に戦争を継続することが大切なのだ。
そういうアメリカの為に日本が自衛隊を派遣している・・・・。戦争をすると儲かる人間が派遣に賛成し、無知な人たちがそれを後押しし、そして無知で貧しい人たちが何も知らずに危険な目に合いに行く。戦争はそういうものだと思う。

考えても見て欲しい。自分の息子や娘が戦争へ行くということは、誰かの命を奪うか、奪われるかのどちらかだ。相手の命を奪えば・・・自分の魂も削られていく。自分の命が奪われれば、相手の魂を削りながら死んでいく。それが「愛国心」だとしたらそんなものは糞食らえ!だ。僕は亮や空を人殺しにする為に育てたくはないし、誰からも殺されたくはない。太平洋戦争であれだけの人が死んだばかりなのに・・・・もう日本人はそれを忘れようとさせられている。亮や空がもし戦争へ行くのなら、僕は自分が代わりに志願する。何歳になってもあの子たちを戦争に行かせるわけにはいかない。あの子達の為になら自分の命は惜しくない。自分が行って、誰にも銃を向けないで、そして黙って殺されてもいい。息子達を戦争へ行かせる訳にはいかない。「イラクへ自衛隊を派遣」することに賛成するのなら、自分が行くことだ。自分の子どもや孫を行かかせる事だ。それが出来なければ、それは口だけの愛国心だ。自分の家族を愛せない人間に国を愛せる訳がない。愛国心っていうのは、人を愛することだ。どこかの国を攻撃することではない。そしてその攻撃している国のいいなりになることではない。自衛隊の向うべき国は日本だ。イラクではない。自衛隊を必要としている人たちは日本にたくさんいるのだ。そして派遣にかかる費用を台風や地震の被災地に回せば、どれだけの人が喜ぶだろう。税金の使い方が間違っているのだ。