12月23日 (木)  「たかやん議員日記」2004.第281弾! 

「たかやん議員日記」2004.第281弾!  12月23日(木)

以前1995年の天声人語に次のようなメッセージがあったのを紹介しました。麻薬撲滅の為の言葉です。
「人は誰でも1日12回抱きしめられるべきです。生きるためには最低4回。健全な心のためには8回。元気でいるためには12回。ドラッグ(麻薬)よりハグ(抱きしめ)を。」
その当時僕達は六中にいました。僕達はこのメッセージを読んでこう思いました。“僕らは子ども達を抱きしめているだろうか。言葉や表情で抱きしめているだろうか。”そう抱きしめは“言葉”でも“表情”でもいいのです。「1日12回」を合言葉に僕達は意識して子ども達を抱きしめていきました。そして気付いたのです。僕達も子ども達に毎日抱きしめられていたということに・・・・。

明日で2学期が終了です。先生達の“抱きしめ”の言葉を期待しましょう。先生達の元気の源は子ども達の、先生への“抱きしめ”です。子ども達から「大好きだよ、先生!」というメッセージを毎日もらうことが先生のエネルギー源なのです。勿論先生からの“抱きしめ”が子ども達をどれだけ安心させ、どれだけやる気にさせるかわかりません。先生の言葉にはそれだけの力があるからです。そういう抱きしめがある学校は、見てくれは悪くてもいい空気を持っています。反対にそういう抱きしめが少ない学校は、平和そうに見えて実は危ない雰囲気を出しているものなのです。雰囲気は目には見えません。心で感じるしかないのです。

今日はたくさん抱きしめ、抱きしめられた一日でした。明日がクリスマスだからかも知れません。抱きしめるということは相手の存在を認めるということです。抱きしめられるということは自分の価値に気付くということです。

一番厄介なのは抱きしめ方を知らない大人かも知れません。抱きしめられて育てられないと抱きしめ方も分からないのです。いくつになっても・・・・抱きしめられないと抱きしめられないのです。