12月28日 (火)  「たかやん議員日記」2004.第286弾!

「たかやん議員日記」2004.第286弾!  12月28日(火)

テニスコート
悲しい知らせが届いた。教え子のMが亡くなったのだ。僕が家に駆けつけると、彼女はもうお棺に入れられ眠っていた。きれいな顔だった。棺の前には成人式で撮った写真が飾ってあった。「なんでだ?」「なんでだよ・・・」僕は彼女に問いかけながら泣いた。
もし、六中で僕がまだテニスをしていたら・・・彼女はきっと僕のところに来たのではないか、相談をしにきたのではないか・・・・そう思うと、また泣けてきた。
本当に優しい子だった。テニスも上手だった。関東でも全国でも大活躍だった。それなのに・・・みんなを残して逝ってしまった。

六中の校歌に「いつの日も故郷、いつの日も故郷。我等の第六中学校。」という歌詞がある。テニス部の子達にとっては、六中のテニスコートが故郷なのだ。だから子ども達は何かがあるとテニスコートに戻って来ていた。嬉しい報告も悲しい報告もみなあのコートでしてくれていたのだ。コートの無くなった、五中のテニス部の子達もそうだった。大人も子どももみんなそうやって集まってきたテニスコートだった。そのコートに居られなくて、本当に申し訳ないことをしたと思ったのだ。

この日はよく泣いた。色々な人と会って話したのだが、本当によく泣いた。心にぽっかりと穴が空いたようだった。