12月3日 (金)  「たかやん議員日記」2004.第261弾!

「たかやん議員日記」2004.第261弾!  12月3日(金)

告別式
13時から告別式だった。40歳で突然逝ってしまった夫の頬を妻は優しくなでていた。40歳で突然逝ってしまった父を娘達はどうして?と言って泣いていた。そして40歳で突然逝ってしまった息子に両親が取りすがるように泣いていた。それを見ていて僕は57歳で逝った父の告別式を思い出した。おばあちゃんが「新太郎・・・」と言って泣いたのを思い出した。子どもが親を亡くした時でさえあれほど胸が苦しくなるのだから、親が子どもを失った時はどれほど苦しいのだろう・・・。勿論母さんもかわいそうだったけど、僕は自分の苦しみよりもおばあちゃんの苦しみの方が大きいのではないかとその時思ったのだ。

そして僕は陵平のことをまた思い出していた。隆志さんや政江さんはどんな思いで陵平の顔を撫でていたんだろう・・・・。冷たくなった陵平になんと話しかけていたのだろう・・・。どんなに苦しかっただろう・・・・。そしてどんなに悔しかっただろう・・・・。陵平はまだ13歳だったのだ。病気や事故であっても親はなかなかあきらめられないのに・・・学校の生徒指導が原因だったのだから・・・・・
そして学校や教育委員会がその事実を認めないということに更に傷ついていったのだ。学校や教育委員会が不誠実な対応をしたので、マスコミに助けを求めると、二中を中傷するなと攻撃されるという信じられないことも経験したのだ。陵平を失っただけでも耐えられない中で、被害者が攻撃されたのだからたまらない。この「共感能力」の低さは何だったのだろう。二中の名前がマスコミに出ると「入試」が不利になるとでも思ったのだろうか・・・・。どんな指導を学校がしたとしても子ども達には罪はないのだ。子ども達は被害者なのだから・・・・。あんなひどい生徒指導は僕の21年の経験の中では一度もなかったことだ。あんな指導をした学校に「共感能力」を使うことはない。「共感能力」は被害者の方に向けるべきものなのだ。僕が親だったら、9月議会の教育長の答弁は絶対許せないだろう。子ども達の命よりも大切なものっていったいなんだろう・・・・・。僕はそれを知りたい。教育長!子ども達の命よりも大切なものって何ですか?