3月26日 (金)  「たかやん議員日記」2004.第20弾! 

「たかやん議員日記」2004.第20弾!   3月26日(金)

あったまきた!
初めて議会で頭にきた。一般会計の決議の時に討論をするのだが、その討論の時に事件は起きた。討論は賛成、反対交互におこなわれる。僕が討論に入ろうとしたときにまず、議長がこう言った。「長くなりますか?」僕はその場の雰囲気も考えて、「いいえ、そんなに長くはなりません。」と言った。そして英会話のことを話し始めたのだ。もちろんいつものように原稿は無い。話し始めて1分もしないうちに、僕の目の前に座っている議運の委員長が両手で×のサインを送ってきた。僕は何のことだか分からず、後ろの議長の方を向くと、「いやそのまま続けてください。」そしてまた話し始めたのだが。また目の前で×を作るのだ。原稿を読んでいる議員なら問題はないのだろうが、前をみながら話す僕としては気になってしょうがないわけで・・・・それが余りにも続くので、言いたいことの三分の一も言わずに討論を終わってしまったのだ。後で聞くとあれは議運の委員長が僕の後ろにいた事務局長に送ったサインだったらしい。でも、人が話している時に目の前であのサインは無いと思うのだ。僕は議員になって初めてあったまにきたのだった。

僕の討論の中身はこうだ。
納得できないことはたくさんあるが、予算には賛成だ。特に教育特区で「英会話」をやることには大賛成である。「英会話」を義務教育でやる必要なんかない!という声もある。だけど僕はそうは思わない。お金持ちの子どもだけが「塾」で英会話ができるようになることのほうが恐ろしい。しかし・・・いくら予算を組んでも子ども達が「やる気」にならなくてはしょうがない。子ども達をやる気にするには教師がやる気にならなくてはしょうがない。今教師達は戸惑っていると思う。それどころじゃないわよ!と思っていると思う。総合学習の時間だけでもアップアップしているのだ。「学級崩壊」しているところもある。だから現場の声を聞いて決めたのかと聞いたのだ。だけどやると決めた以上はやるしかない。そして成功させないといけない。新座は教育で名前を売ろうとしているのだから・・・。教師をやる気にさせるには、頑張っている先生を教育委員会がしっかりと評価することだ。ところが新座の管理職はほとんど英語を話せないと教育長が議会で言っていた。それが心配である。教育委員会が毎日の先生達の頑張りを見に行くことは無理だろう。当然、管理職にその報告を求めることになる。ところがその管理職がみな「英会話」はできませんというメンバーだというのだ。これではどんなに頑張っていても、ちゃんとした評価はできない。だから管理職も子ども達と一緒に「英会話」の勉強をするくらいのことはやって欲しい。そして管理職全員がTOEICを受けるくらいの気持ちになれば、これは成功するかも知れない。市民の大切な税金を使っているのだから、是非本気でやって欲しい。そして新しいことに挑戦するのだから、失敗を恐れないで努力を続けて欲しい。AETに免許がないからとアシスタントという位置づけにこだわっているが、免許の持っている英語の教師が教えた結果が今の状態なのだから、もっともっと積極的にAETの人たちを活躍させて欲しい。例えば体育や理科の授業とかにも参加するとか・・・・。
今は公立高校も生徒の確保で大変な時代である。新座の小中学校も努力をしないと、人気はますます落ちていく。いつまでも「きまりを守ることが大切」とおかしな生徒指導にばかり力を入れていれないで、分かる授業をすることに力を入れて欲しい。子供というのは「勉強」の楽しさが分かれば荒れないものなのだ。教育委員会が努力することを条件に僕は賛成する。
とまあ、こんな感じの話をさっと5分で切り上げようと思っていたのだ。とにかく初めて納得できないことが起きたと思った。
(一般質問の教育長の答弁は予想していたので、あったまにきたという感じとはまた違った。僕自身も熱くなったしね。)                  たかやん