4月22日 (木)  「たかやん議員日記」2004.第42弾!

「たかやん議員日記」2004.第42弾!   4月22日(木)

太田市
今日は「刷新の会」で群馬県の太田市に視察に行った。五人で揃っていく初めての視察である。関越道で冗談を言い合っているうちに、あっという間に太田市役所についてしまった。この太田市というところは、「行政改革」では全国的に有名なところで、物凄い市長がいるという話だった。市役所は12階建て。12階にはバイキングレストランがあり、本当にいい眺めの庁舎だった。僕らは午後2時から4時過ぎまで、色々な説明を聞いたり、質問をしたりして、勉強させてもらった。面白いなあと思ったのが、市役所で使っている封筒。市内の企業の広告を封筒の裏に載せることで、封筒の製作コストを落としているのだ。そして清掃車などの公用車にも広告を載せてしまうという斬新なアイデアにも驚いた。市役所の総合受付の女の人は「有償ボランティア」で自給580円で働く一般市民だし、児童館も委託してしまい、年間数百万も人件費を浮かせていたりするのだ。ユニークだったのは、市長が公用車を自分で運転するということ。人件費をこれでも削減している。それでいて、小学校1年生から高校3年生まで「国語以外は全部英語」という私立の学校を市が全面的にバックアップして設立させてしまおうとしていたり、市長が毎日のように市役所で待ち伏せし、全然知らない一般市民と語ったり・・・・。市役所は会社。市長は社長。(本当にそう呼ばれている。)そして市民はお客様。だからお客様の要望を第一に考えるという発想が楽しかった。

僕が一番聞きたかったのは例の「英語教育特区」のことだったが、来年度からということで、詳しい話は聞けなかった。新座市の教育委員会から「英語かるた」を預かって持っていったのだが、そのカルタは自慢できるものだった。子ども達の描いた絵をベースにしてあり、実に温かい感じのする英語カルタだった。

議員の仕事は行政のチェック。勿論教育行政も含めてチェックすること。お客様にサービスが行き届いているか、ちゃんと行政が無駄なく機能しているか、それを調べるのが僕達の仕事である。お客様の市民の為に目を光らせることが我々の仕事なのだ。そしてそれを市民のみなさんに報告することが議員の仕事だと僕は思っている。