5月16日 (日)  「たかやん議員日記」2004.第63弾! 

「たかやん議員日記」2004.第63弾!  5月16日(日)

お母さん
今日は高校の先輩の四十九日の法要があった。彼はインターハイにも全日本ジュニアにも出場した有名な人だった。僕は彼のボーイボーイをするのが好きで、いつも彼を応援していた。上智大学へ進み、そこでもテニス部で活躍し、そして奥さんともそこで知り合ったのだそうだ。僕は本当にその人のことが好きで、この正月もテニスをする約束をしていたのだった。それがこの3月31日に、心筋梗塞でいきなり逝ってしまったのだ。

僕はひさしぶりに懐かしい先輩達にあった。三十数年ぶりに会った先輩達は18歳からいきなり51歳になって僕の前に現れた。
上智大学のテニス部と石神井高校のテニス部のメンバーはその会で笑って、そして泣いた。本当にみんなから愛される人だった。白髪だらけのお母さんがいた。僕らは泣いたり、笑ったりだったが、お母さんだけはずっと悲しい顔をしていた。
親と失う悲しみは僕も知っている。パートナーを失う悲しみは、自分の母親で見てきた。だけど息子を失う悲しみは・・・・自分が息子を送るという悲しみは僕には想像ができない。
僕は最後にお母さんの前に来て、「高野さんには本当にお世話になったんです。」と言おうとして、声にならなくて泣いてしまった。お母さんが本当に小さく見えた。

母親が息子を失う。51歳の息子でも、13歳の息子でも母親の苦しみは変わらない。陵平のお母さんもこの苦しみに耐えたのだ。そして今もまだ耐えている。二中の生徒指導は間違っていたのだ。13歳の命がなくなったのだから・・・・。