5月20日 (木)  「たかやん議員日記」2004.第67弾!

「たかやん議員日記」2004.第67弾!  5月20日(木)

お母さん2
今日は教え子のお父さんの告別式だった。4月に病室に尋ねたとき、お父さんはやせ細った体で僕にこう言った。「先生、糖尿病を馬鹿にしてはいけないよ。俺は医者の言うことを聞かなくて、こんな体になっちまったんだ。先生、医者のいうことを聞かなきゃいけないよ。俺はもう駄目だよ、先生。」僕は返す言葉がなかった。

お父さんは68歳。病気にさえならなければ、まだまだ現役で仕事をしていただろう。今日僕はお父さんのお母さんを初めて見た。教え子のお祖母ちゃんは91歳。そのおばあちゃんがずっと泣いていたのだ。肩を震わせて泣いていたのだ。僕はそれを見て、また泣いてしまった。そう91歳になっても母親なのだ。子どもが60になっても70になっても、自分はその子の母親なのだ。子どもが親を送るのはしょうがない。だけど親が子どもを送ってはいけないのだ。僕は91歳のお母さんがかわいそうで、かわいそうでしょうがなかった。