6月18日 (金)  「たかやん議員日記」2004.第94弾! 

「たかやん議員日記」2004.第94弾!  6月18日(金)

議員年金の改革を求める意見書

本年6月5日、年金改革法が可決成立した。しかし、政府の算出した負担と給付に関する数値は10日に発表になった出生率を見ても、ますます将来に対する不安が増すばかりである。
少子高齢化を踏まえた年金改革は必ず将来避けては通れない問題だが、国民年金加入率が6割の現状は年金制度の改革を論議する以前に制度そのものが国民の支持を得られていないのは明らかである。
政府与党や野党を含めこのように重要な年金改革に対し議員年金の見直しからスタートしなければ国民の支持は得られないのはだれでもわかる事なのに、このことを提案している国会議員は全ての国会議員合わせても数名である現実が国民の不信感の根底となっている。
老齢年金は一般の場合、支給額の3分の1が国庫負担であるのに対し、国会議員は7割が国庫負担、地方議員で約4割である。
既に成立した年金改革法案も将来一元化も含む検討が約束されているが、自らの国会議員年金に取り組まずして何の改革ができようか。
我々地方議員は、地方議員年金の改革は当然のこととし、まず国会で年金改革の議論を開始するよう求めるものである。

1 議員年金制度の改革を行い、国民の不公平感を是正すること。
2 国民等しく老後の不安を抱かずにすむ年金制度の確立をはかること。

以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。

「刷新の会」の提出したこの意見書は最大会派と第二会派全議員によって否決された。僕達はいつも「議員年金」は廃止にしよう!といっていたので、当然の意見書だったのだが・・・・・。市民の年金には厳しく、自分の年金には温かくということだろうか・・・・。

僕が辛かったのは「年金生活者、高齢者への増税撤回を求める意見書」に賛成できなかったこと。会派で話し合って決めたことなのだが、お年寄り、年金生活者というのは僕のお袋そのものなのだ。お年寄りや子ども、そして体の不自由な人たちに優しくない政治というのは、悪代官が農民から搾り取る構図と似ている。国民は年金でアップアップしているのに、イラクに自衛隊は派遣できる国、日本。参院選はどういう結果がでるのだろう・・・・・・・。たかやん