6月3日 (木)  「たかやん議員日記」2004.第80弾!

「たかやん議員日記」2004.第80弾!
カッター
長崎の佐世保の事件はショックだった。小学校6年生の女の子ということもあるが、最初から殺すつもりだったという証言がショックだったのだ。色々な新聞に「兆候があったはずだ。」「周囲が気付けたはずだ。」という意見がたくさん載っていたが、僕はそうは思わない。担任のアンテナが高く上がっていたら、確かに防げていたかも知れない。だけど今時の小学校6年生の女の子のことが男の先生に分かるだろうか。僕には全然自信がない。教室を出て行くところを目撃できれば別であるが・・・・・。
メールとかチャットとか掲示板とか・・・今の子ども達は面と向って言えないことを、キーボードでは言ってしまう。勿論大人だって同じなのだが、なかなか感情をコントロールできなくなってしまったのだと思う。
憎しみは愛情から生まれて来るから、「仲良し」でなければ殺意は生まれなかっただろう。そういうところまで教師が見抜くことはなかなか難しいと思うのだ。
自分の意見をなかなか発表できない子達が、メールだと結構思ったことを言えたりする。そんなにきついことをいう気はないのに、ついついきつく言ってしまう。キーボードにはそういう魔法のような力があると思う。僕もそれで随分失敗した。勢いで書いてしまって、ポンと送信。そして相手を傷つけてしまったのだ。
一ついえることは今回のことも一対一ではなかったということだ。掲示板はたくさんの人に見られるのだから、嫌な書き込みをたくさんの人に見られるという恐怖感があっただろう。そしてもう一人の友達の存在である。女の子三人の仲良しがずっとうまくいく例は余りない。勿論例外もいくつか知ってはいるが・・・。そのもう一人の子に嫌われるという恐怖感もあったかも知れない。同じクラスでの「殺人」。悲劇としかいいようがない。そのクラスの担任は勿論、クラスメート達も一生この事件を背負っていかなくてはいけないのだから・・・・。