7月15日 (木)  「たかやん議員日記」2004.第121弾! 

「たかやん議員日記」2004.第121弾!   7月15日(木)

修学旅行
「数年前、僕の友達のK先生が三中で林間学校の計画を子供達と一緒に立てました。旅行業者にお任せの最近の風潮に逆行したわけです。自分達で泊まるところを探し、バスを予約しました。そうしたらかかった費用がわずか3500円だったというのです。国民自然の家に泊まり、お風呂も食事もゆったり、自由時間もたっぷり・・・・そんなクラスごとの分泊の林間学校に子供達は勿論先生達も大満足したのです。当然子供達は自信を持ちます。大成功だった「林間学校」の次は「修学旅行」です。そんな先生と子ども達を親も応援します。計画はちゃくちゃくと進みました。ところが横槍が入ります。入れたのは「教育委員会」です。校長が呼ばれ注意をうけます。「三中だけが特別なことをやってもらっては困る。」とういのです。僕の友達も校長に呼ばれ・・・・親の抗議も受け入れらず、結局手作りの修学旅行は廃案になりました。「修学旅行を自分達の手で!」と約束した子供達に、K先生は涙の敗北宣言をします。学年集会でK先生は泣いて子ども達に謝りました。子ども達も大泣きです。親も泣きました。子ども達の表情を見ようとしない教育委員会がここにも存在しているわけです。
子どもと親に圧倒的に支持された有能な教師が、こうやって教育委員会や校長に教師として「不適各」の烙印を押されていくわけです。切符を買う手数料は11%。仮に一人10000円の切符だと一人当たり1100円の手数料を業者に払っていることになります。200人の学年だとすると、それだけで実に220000円。切符を買うだけで220000円。自分達で東京駅に買いにいけばただなのに。」

少し前にこういう文を書いた。今年も2年生の林間学校の季節がやってきた。多分数万円の積み立てをしての豪華な林間学校だろう。そばうち、グラススキー、パラグライダー、サイクリング・・・・。子ども達には企画する力もあれば、運営する力もある。その力を引き出すような先生がいなくなった。業者に計画を任せ、自分達では考えない。どこかの市の「英会話」と似てなくも無い。自分達でやれることは自分達でやった方が楽しいし、力もつくのに・・・。林間学校と修学旅行を合わせると、どれだけの負担を保護者はするのだろう。子ども達の為とはいえ辛いところだ。本当に子ども達の為になるかも疑問だし・・・。                             たかやん