7月19日 (月)  「たかやん議員日記」2004.第125弾!

「たかやん議員日記」2004.第125弾!  7月19日(月)

所見
明日は終業式。担任をしている先生たちは通知表の所見に大忙しだっただろう。何故なら僕が教員だった時より、所見の量が3倍に増えているからだ。「総合学習」での所見と「英会話」での所見である。
「総合学習」・・・みんな苦労していると思う。僕のようにこういうことが好きな人はいいかも知れないが・・・誰だって上から押し付けられたらやる気はでないだろう。それは生徒も教師も同じだと思う。どうも机の上だけで考えた「学習」のような気がしてならない。
それに加えての「英会話」の所見は辛いところだ。小学校の担任は子ども達と一緒に「マツカフォニックス」のビデオやDVDを見て踊ってきたはずだ。一緒に楽しく英語を学ぼうとして・・・・それが所見を書くとなると・・・観察しながら踊らなくてはいけないのだから大変だ。

小学校の「英会話」の辛い話はまだある。市内の先生たちと話をしてみると、共通していることがある。それは低学年は楽しそうに躍っていいけれど、高学年になるとガラッと変わって白けてしまっているというのだ。「同じビデオを6年間も見るかと思うとゾッとする。」とか「インプットの時間に子ども達の楽しみにしている休み時間が奪われてしまって可愛そうだ。」とか「絵がひどい。何の絵だか分からない。」という声が多いのだ。

たくさんのAET達が「マツカフォニックス」のプログラムには疑問を感じていると僕は聞いている。高学年になればなるほど今のシステムでは無理があるというのだ。彼らは彼らなりにノウハウを持っている。世界中のいろんな国で英会話を教えてきた人もいるのだ。教育委員会は何故その声を無視するのだろう。
新座の学校の英会話の授業を教育委員会にまかせてはいけない。もっともっと普段の授業をみんなで見に行かないといけない。このプログラムには莫大な市民の税金が使われているのだ。それをチェックするのが僕ら「議員」の仕事なのだ。

9年待ってから「効果がありませんでした。」では取り返しがつかないのだ。新座の子ども達と先生にとっては1年1年が大切なのである。1年本気でやって効果が無かったら9年やっても同じだろう。少なくても新座市の頭脳を集合させて自分達で「英会話」のプログラムを考える方向にいかないといけないと思う。沖縄の宜野湾市はそれで成功しているのだから、新座市に出来ないわけがない。新座市には優秀な英語の教師と優秀なAETがいるのだ。そして可能性に溢れる子ども達がいるのだから・・・・・。