10月13日 (木)  「たかやん議員日記」2005.第282弾! 

「たかやん議員日記」2005.第282弾!  10月13日(木)

神様がくれた時間2
チェジュウ号は今日も快調に第三京浜を走った。和彦の病院に着いたのが11時半。昨夜よりも30分早かったのは、工事による渋滞が少なかったからだ。神様は今夜も僕らに時間を下さった。僕らが一番大事にしているのは「時間」である。それ以外の何ものでもない。何億円積まれても、僕らにとってこの時間程価値はないのだ。僕らはその時間を使って、中学時代を語り、そして教育問題を語った。二人とも“教育”を語らせると熱くなるタイプで、「このまま話していたら3年ほどかかるかも知れんな。」と和彦も言っていた。

「中学の時はさ、正義感の強い仲間がいてさ・・・例えばみんな暴れるから階段をぶち破ったり、廊下の壁をぶち破ったりしとったわけよ。全部木造やからな。俺の学校は封建的というか、何というか、先生もバンバン殴るわけさ。“ここの壁壊した奴は出て来い!”となるわけさ。そういう時、誰かが捕まると“そんなことなら、俺もやりました!”と出て行く奴らがいてさ、俺もそいつらに感化されて、よく出て行って、殴られたよ。」と和彦。「そいつらのお陰で、俺はへんてこな皮のようなものがツルって剥けてさ・・・・」どうやら中学時代からずっといい友達に恵まれていたらしい。学校って奴は友だちと先生がよければ後は何でもいい。そういう意味で、僕らは中学、高校、大学といい学校に恵まれていたと思う。
「今の学校は管理、管理でさ・・・」「らしいね・・」「共通理解、共通行動とかいうわけよ・・」「アホくさ・・・ちょっと考えられる奴なら分りそうなものやけどな。」「考えられないのよ。それが」「なんでや。」「考えられる人間が上におらん」「日本全国でそんな教育されたらたまらんな。」「たまらんよ。」

「お前みたいに海外で最先端を行く仕事をしていた人間に来てもらって、子ども達に話をして欲しかったよ。教員っていうのは、偉そうにしてても学校っていう社会しか知らんことが多いからな。視野が狭い大人に習う子どもは不幸さ。」「話は山ほどあるで!」「だろ?」

僕はさっきチェジュウ号で家に帰って来た。もうすぐ3時半になる。今日も色々あったが、神様のお陰で楽しい時間を過ごすことができた。きっと全国の北大の中間達も喜んでくれているだろう。僕はこの間から髭をそれないでいる。髭をそらなかったら和彦が予想以上に元気だったから・・・・。
「このまま治ってしまうなんていう作戦はどうだ?」と僕。「そういう考えは俺も考えないわけじゃあないけど、甘い考えはやめておいたほうがいい。」と和彦。そう治るなんてことを期待してはいけないのだ。ただ神様がくれた時間を大事に大事にしていこうと思う。