11月13日 (日)  「たかやん議員日記」2005.第313弾!

「たかやん議員日記」2005.第313弾!  11月13日(日)

誕生日
今日は陵平の誕生日。生きていれば19回目の誕生日になるはずだった。朝から本当に穏やかな天気で、僕らは朝の公園でサッカー、バドミントン、フリスビーそしてテニスを楽しんだ。その中には19歳になる女の子も・・・・。立教大学1年生の彼女は今、青春真只中である。

陵平のお墓へ行くのはこれで二度目だ。バケツと雑巾でお墓を綺麗にした後、お花とお祖母ちゃん手作りの饅頭、カッパエビセンを供え、お線香をあげて手を合わせた。お祖父ちゃんとお母さん、そしてお母さんの友達と僕というメンバーだったのだが、陵平はきっと喜んでくれたと思う。
陵平のお墓のすぐ傍に哺乳瓶とちっちゃな靴が置いてあるお墓があった。ヨチヨチ歩きの1歳の赤ちゃんのお墓だった。13歳と1歳。本当に短い人生だった二人。そしてそれぞれの両親はどんな思いで、その子達を送ったのかと思うと・・また胸が苦しくなってしまった。

大豆
陵平とそっくりのお祖父ちゃんの畑で作った大豆を15キロほど貰ってきた。その大豆で「陵平味噌」を作り、お祖父ちゃん達に届ける計画である。味噌造りは来年の2月11日。今から来年の誕生日が楽しみである。

柚子
陵平のお祖父ちゃんの家の庭には柚子の木があった。僕は生まれて初めて柚子が生っているのを見た。そして6個ほどもらってきた。完全無農薬の自分でもいだ柚子。ちょっと幸せな気持ちになった。


「この間、陵平の夢を見たんですよ。」「走太がこっちの部屋にきてごらんよ、と陵平の部屋に引っ張っていかれて・・・布団の中で何かが動いてるんです。布団を捲ると陵平なんです。」「あ、見つかっちゃたか!」「でもね、やっぱりあの時のままの陵平なんです。13歳のまんまなんです。」と陵平のお母さん。どんなに時が流れても、陵平は13歳のままなのだ。来年の20歳の誕生日。他の子たちは成人の節目を迎えるが、陵平だけは13歳。中学校2年生。どんなに時が流れても、陵平は二中を卒業することはできない。たとえ卒業証書を貰ったとしても・・・・