11月20日 (日)  「たかやん議員日記」2005.第320弾! 

「たかやん議員日記」2005.第320弾!  11月20日(日)

さかえちゃん
それは突然の訃報だった。五中の一期生。3年4組のさかえちゃんが亡くなったというのだ。谷奥さかえ。優しくて、頭がよくて、可愛い15歳だった。最初川女を志望していたが、「あたし自信がないので所沢にしようかと思うんですけど・・・」というから、新米の担任は「なに言ってんだ!お前は御茶ノ水を受けるかと思っていたんだぞ!川女なんて軽い、軽い。滑り止め無しでも平気、平気。」と言った記憶がある。さかえちゃんはその通り、軽く川女に合格し、学習院から超一流の保険会社に就職した。
この間のクラス会ではあの当時の笑顔のままのさかえだったのに・・・・

御通夜は今夜、告別式は明日ということで、僕はどうしても参加できない。「猛、そういう訳だから俺の代わりに行ってくれよ・・・」「わかりました。」
さかえは一人っ子。お父さんも亡くなって・・お母さんは一人ぼっちになってしまった。さかえはそのことを心配しながら死んでいったのだろう。脳腫瘍・・・・あの子の頭に癌ができるなんて・・・・

これを読んでいるたくさんの教え子達。頼むから俺より先に逝かないでくれ。俺がお前達の葬式に行くなんてアベコベだよ。俺が先に死ぬから、頼むから俺より長生きしてくれ。俺の葬式で泣いてくれよ。さかえだって、俺より9つも若かったのだよ。そんなに若いのに親や担任を残して死んではいけない。

俺はあと30年はどうしても生きなくてはいけない。だからお前達はもっと、もっと長生きしてくれ。