11月22日 (火)  「たかやん議員日記」2005.第322弾!

「たかやん議員日記」2005.第322弾!  11月22日(火)

遺影
午後の1時過ぎ、何年ぶりの家庭訪問だろう。さかえのお母さんは、昔と同じように僕を迎えてくれた。さかえがいなくなってしまったという現実をなかなか受け入れられない僕だったが、お母さんの顔を見た瞬間から涙が溢れて、止まらなかった。さかえの遺影に手を合わせた。悲しいくらい素敵な笑顔だった。お母さんは泣いていないのに、僕は遺影の前でおんおんと泣いてしまった。あの頃の15歳の頃のさかえの笑顔を思い出して、僕は泣き続けた・・・・。この半年間のさかえの闘病生活の様子を聞いて、可哀そうで、可哀そうで・・・・囲碁の強かったお父さんは今、新座霊園に眠っている。来月さかえもその隣りに納骨されるという。お父さんはいいけれど、お母さんが可哀そうで・・・・さかえもそのことを凄く気にしていたらしい。10年前の脳腫瘍の手術から丁度10年。神様はどうしてさかえを助けてくれなかったのだろう・・・。37歳のさかえが笑っていた。だけど僕はずっと泣きっぱなしだった。

転職
友達のおすし屋さんが突然「転職しました。」と言う。寿司を握り続けて36年。その腕は超一流なのだが、「新しいことをやりたくなった。」とスパッと辞めてしまった。「58ですから、今しかないと思ったんです。」僕も学校を辞める時は同じように思った。人生は一度しかない。だけど職は何度でも変えて、人生を楽しむことはできると・・・。それにしても58歳で転職するには今しかない!そう思えるのだから、凄い人だ。入社試験の前には猛勉強したそうだ。「もう1回じゃあ覚えられません。だけど5回やれば覚えられるんです。」受験生に聞かせたい言葉である。高橋尚子にも勇気をもらったが、僕は今日この友達にも勇気をもらった。