11月25日 (金)  「たかやん議員日記」2005.第325弾!

「たかやん議員日記」2005.第325弾!   11月25日(金)

12月議会の一般質問の通告は次の通り

1. アスベスト問題
市内小中学校のアスベストの除去工事に伴い空気中のアスベスト濃度がやっと調査されましたが、工事前よりも工事後の方が空気中のアスベスト濃度が上がった箇所がいくつかありました。このことを、生徒達や保護者は知らされていたのでしょうか。また検体の検査結果で最大の7%のアスベストを含んでいた新堀小の音楽室を空気中のアスベスト濃度の結果が出る前に使用させたことは、非常に危険な判断であったと思っています。子ども達の安全を第一にして工事方法や時期を考え、空気中のアスベスト濃度を確認してから、使用時期を決定すべきだったと思いますがいかがですか?
(資料請求 工事期間と工事を行った小中学校の工事前後のアスベストの空気中の濃度と検体の調査結果)

2. 中体連の大会による授業時数の減少について
前回の議会でも質問したのですが、中体連の大会に参加する生徒達は市大会だけで年間12時間、地区大会、県大会も二日行われたとすると年間72時間もの授業時数が減少することになります。近隣の都県では土日に大会が行われることが当たり前になっている今、せめて新座市の大会だけでも土日に開催することで、子ども達の大切な授業時数を確保すべきと考えますが、いかがですか?また年間授業時数が980時間を越えた場合には、それを超えないように指導すると答弁されていますが、国立や私立の学校は様々な工夫をして授業時数を確保し、授業の密度を濃くする工夫をしている今、余りにも杓子定規な考え方だと思いますがいかがですか。
(資料請求 中体連の大会に参加する選手が市大会、地区大会、県大会に全部出場した場合の減少した授業時数、年間980時間を超えた場合は980時間に近づける指導をする根拠、16年度の新座市と埼玉県、近隣の都、県、市の中学校の年間の平均授業時数が分るもの。)

3.2000年の市内中学生の自殺に関する記事について
2001年の4月5日に発行された「現代と教育」に“緊急レポート”として13歳少年の「自爆」から学校を考える(岩下幸郎)という記事が掲載されました。この記事についていくつか教育委員会の見解をお聞きしたいと思います。
最初にP62の1.の学校の指導はどうだったかについて質問します。岩下先生はお菓子を見つけた時の指導は、教師の子ども観に関わるだろう。だとしたら「共通理解・共通行動」というマニュアルはないはずである。と言っておられますが、その点に関してはどう思われますか。また「共通理解・共通行動」という言葉は学校教育にはふさわしくないと思いますが、どこから生まれてきた言葉なのでしょうか。

P63の反省文の指導について、岩下先生はそういう指導も事柄によってはあり得るが、このケースではあり得ないだろう。「たかがお菓子」なのである。まして集団の前での「決意表明」は論外である。思春期の生徒に向う指導としては、あってはならないはずの自尊心破壊に通じる指導だった。と言っておられます。またP61の何故O君は自爆したのか・・・の中で岩下先生は、O君に遺書を書かせ、「自爆」を選択させるほど追い詰めたものは、担任からの電話である。加えて29日には無かった指導・・・「学年集会」での「決意表明」が彼の尊厳と自尊心を崩壊させたのだと述べていますが、その点に関してどう思われますか。

P64の教育委員会はどうしたか
について質問します。10月2日の臨時校長会の中で教育長は5点を指示しています。
1、 事故者の保護者ご家族の心情を考え、誠実に対応することが大切。
2、 事故の場合、正確な情報の収集が大切になる、それをもとに対応すること。
3、 各校では子ども理解に努め、教育相談体制の充実を図ること。
4、 日常での報連相の徹底、指導体制の確認とチェック。
5、 生命の大切さの指導の徹底。
この1で教育委員会も学校もつまずいたのである。と岩下先生は言われていますが、その点に関してはどう思われますか。私は2,3,5に関しても全くできていなかったと考えていますが、2,3,5に関してもつまずいていなかったかお聞きしたいと思います。


4.2002年に第六中学校で「テニス部を廃部にする」という校長に対し、生徒たちがマスコミに訴えたり、署名活動をして何とか部を存続させようとしたことがありました。議会や文教委員会でも取り上げられましたが、この件に関して、教育委員会はどのように関わったのかを伺います。当時の校長は生徒や保護者に対し「マスコミと接触しないこと」「署名活動をやめること」「コーチを辞めさせること」「コーチの教え子などをコートに入れないこと」などを条件に部の存続をしぶしぶ認めましたが、当時の子ども達、保護者、そしてテニス部のOB達はひどく心を傷つけられました。教育委員会は生徒や顧問の話を聞いたのでしょうか。子ども達の実際の活動を見ない当時の校長の判断を教育委員会はどのように指導したのでしょうか。
(当時の六中テニス部の廃部、存続に関する職員会議録の全て)

5.学校崩壊について
先日の教育週間での授業公開で市内中学校の「学校崩壊」の様子を自分の目で見てきました。この問題を教育委員会はどのようにとらえ、これからどのように対応していこうと考えていますか。またその原因はどこにあると考えていますか。

4については自分に関係していることなので、質問することは今まで控えていたが、その当時の子ども達やたくさんの教え子達の気持ちを聞き、敢えて質問することにした。

3については「もういいじゃないか」という意見があることは知っている。「昔のことをいつまでほじくり返すのだ」という人が多いことも知っている。靖国問題と同じで被害者は忘れることなどできないのだ。そして同じ事を繰り返して欲しくないと思っているのだ。

5についは自分が10年間いた母校でもあり、その学校に対する愛情は誰にも負けないと思っている。だからこそ何とかしなくてはと思ったのだ。市内で一番綺麗だった学校が、一番汚い学校になっていることに僕はショックを受けた。そして授業を受ける子ども達の姿にも・・・・・。