2月19日 (土)  「たかやん議員日記」2005.第50弾!

「たかやん議員日記」2005.第50弾!  2月19日(土)

新座市子ども暗誦大会
前から楽しみにしていた子ども暗誦大会に出かけた。早朝緊急の用事が入ってしまい、最初の8人の子ども達の暗誦を聞くことが出来なかったのが残念だったし、申し訳なく思っている。プログラムには孟浩然の“春曉”が書かれてあり、小学校低学年の課題は“じゅげむ”高学年は“雨にも負けず”そして中学生の部は“枕の草子”が課題だった。どれも僕が授業でやったものだったので、とても親しみがあった。
それにしても子ども達の暗誦能力の凄いこと。嘗ての教え子達や今の塾の子ども達にも感じてきたことだが、子ども達は本当に素敵な才能を持っている。
小学校1年生で「おむすびころりん」を暗誦した子がいた。「くじらぐも」を暗誦した子がいた。僕はもう引き込まれてしまって・・・・4年生の「音」にも心が反応した。6年生のイマジンにも泣きそうになった。そして中学生・・・・2年生の「君死にたまふことなかれ」に心が揺れた。「初恋」も「美しい季節」も素晴らしかった。
緊張してつっかえたり、抜かしてしまったりした子達もいた。だけど僕はその一生懸命な姿に涙が出そうになった。出場した全ての子ども達に「ありがとう!」と言いたい。みんな「ありがとう!」

中学生の部に新座中、三中、四中が出場していなかったので隣りに座っていた教育長に「臼倉先生、新座中、三中、四中はどうしちゃったんですか?」と聞くと教育長は「落ちちゃったんだよ。」と残念そうにこたえた。僕はそれを聞いてほっとした。予選があったのだ。予選には6校全てが挑戦してくれたのだ。そして本選には残れなかった子達がいた。これはしょうがないことだ。一生懸命やっても出来ないことはあるし、負けることもある。大事なのは一生懸命やることなのだ。この企画は素晴らしい。是非毎年続けて、子ども達を燃やして欲しいと思う。

Dansinglish発表会
続いて行われたDansinglish発表会も楽しかった。子ども達がダンスをしながら英語を叫ぶのだが、会場から「かわいい!」「すごーい!」という声がたくさん聞こえてきた。音楽に合わせて踊るので、どうしてもダンスに目がいってしまうが、子ども達はかなり正確な英語を叫んでいたと思う。やはり体を動かしながら言葉を話すと定着するという松香フォニックスの考えは正しいのだろう。
3人組の滅茶苦茶ダンスの上手なグループにも感動したし、クラス全員が登場したグループにも別の意味で感動した。そしてどのチームも練習をたくさんしたんだなあと思った。この発表会でも僕はたくさんの笑顔をプレゼントしてもらった。

昔、中学校の謝恩会で初めて舞台で歌ったときのことを思い出した。僕達のグループはギター2本にベース、そしてボーカルというチームだった。貧乏でギターが買えなかった僕はボーカル。その頃はボーカルが一番カッコいいなんて知らなかったから、練習していても何か寂しかったのを覚えている。だけど本番でたくさんの拍手をもらった時、自分の中で何かが変った気がした。もしかしたら今日の子ども達もたくさんの拍手で何かが変ったかも知れない。僕達の拍手が子ども達にとって“自信”というプレゼントになったら幸せである。

今日は本当に寒い一日だった。市民会館の廊下は暖房が入っていたが、会場はともて寒かった。