2月24日 (木)  「たかやん議員日記」2005.第55弾!

「たかやん議員日記」2005.第55弾!  2月24日(木)

おじさん
昔、五中には物凄く恐い用務員のおじさんがいた。佐倉田さんというおじさんは、その当時まだ40歳くらいだった。本当に恐いおじさんだった。生徒は勿論、教師も生意気なことを言うと「カミナリ」が落ちた。
テニスが上手で、国体にも出たほどの腕前だった。バスケットも上手で、僕らと2時間くらいバスケットをやり続けたこともある。サッカーまで一緒にやった。その当時は学校でお酒を飲むことは当たり前で、僕らは毎月給料日の後の最初の金曜日の晩、和室で「大宴会」をやっていた。
そのおじさんが5日前に夢に登場した。何故かみんなでバスケットをしていた。「おじさん、元気じゃない!」と僕。おじさんは何も言わないで笑っていた。

塾の授業中におじさんの長男から電話があった。「たかやん、親父もう駄目みたいだ・・・・」

塾が終わり、堀の内病院に駆けつけた。おじさんは人工呼吸器をつけていた。薬で眠らされていた。でもおじさんの手は温かかった。「たかやんが来てくれたよ!」とおばさんが言うと、おじさんは目をうっすらと開けて、僕を見ようとした・・・・。

僕は父さんのことを思い出した。人工心肺をつけて眠っていた父さんを思い出して、胸の奥が痛くなった。僕はまたおじさんの手を握った。熱があるのか僕より温かい手だった。

あの頃の仲間達も来てくれたらしい。あの頃一緒に馬鹿をやった中間達が来てくれたらしい。おじさん、もう一度あの頃に戻って、みんなで一緒に五中の校歌を歌いたいね。「光があります、豊です」って。もう一度元気なおじさんを見たいです。ごめんね、おじさん。夢を見た日に直ぐに会いに行かなくて。おじさん。もう一度説教して欲しかったです。