2月28日 (月)  「たかやん議員日記」2005.第59弾!

「たかやん議員日記」2005.第59弾!  2月28日(月)

校長1
僕の記憶に残る最初の校長は「丹治校長先生」。新宿区立西戸山小学校の校長だった。物凄く恐い先生で、毎回朝礼の時に「私の目をみなさい!」と僕らを睨みつけるのだ。そんな校長先生だったが、ある日僕は料理コンクールで1位になって、僕の作った料理を校長室に持っていくことになった。僕は嫌で、嫌で、もうドキドキしながら校長室をノックした。「こんにちは・・・あの、これ食べてください。」僕はやっとそれだけ言った。言い方がまずくて怒鳴られるのではないかとビクビクしていた。恐くて校長先生の顔はチラッとしか見ることができなかった。だけど丹治先生は今まで見たこともない笑顔で「そうか、君が作ったのか。ありがとう。」と言ってくれた。その日から僕は丹治先生が好きになった。朝礼の時もじっと先生の目を見れるようになった。そして丹治先生の目を見て話を聞いているうちに、この先生はなかなかいいことを言っているのだな、僕達にとって為になる話をしているのだな、ということに気付いたのだ。「私の目を見なさい!」丹治先生の言葉は今でも僕の心に残っている。
不思議なことに西戸山中学、石神井高校の校長は全然記憶にない。アルバムを見れば、ああ・・・と顔は思い出せるのだが、丹治先生のようなインパクトはない。北大の学長にいたっては顔を見ても分からないだろう。会った事も無いかも知れない。入学式も卒業式もでていないから・・・・。
だから次に記憶に残る校長は新座五中の初代校長ということになる。この人に僕はよく怒られた。「お前は・・・・」「お前は・・・・」そしてよく誉められた。「そうか、よかったな。」「うん、わかった。」51歳になった今でも時々お小言を頂戴する。この人と僕はたった1年しか一緒に働けなかった。新設校だったのに、1年で校長を辞めてしまったのだ。随分ひどい校長だと思ったから、「何でやめるんですか!」と食ってかかった。新任の僕を3年の担任にしておいて、部活で勝てないと怒られて・・・でもその時の新任の中間達の家全てに「家庭訪問」していたことが後で分かって・・・凄い校長だったんだなあと思った。よく怒られたけど、温かい校長だった。だからみんなが好きだった。