3月12日 (土)  「たかやん議員日記」2005.第71弾! 

「たかやん議員日記」2005.第71弾!  3月12日(土)

明賀先生
今日は僕にとって待ちに待った日だった。去年、平松議員に紹介されて行った「経営セミナー」でお世話になった明賀先生が新座に来てくださったのだ。そして新座の子ども達に無料で「ビジネス塾」という講座を一日かけてやってくださったのだ。小学校6年生から大学生、そして社会人まで参加してのイベントは大成功だった。
「何の為に勉強するのか。」「お金とはどういうものか。」「自分の価値に気付くことが大事。」「自分の価値を高めていくことが大事。」・・・・・・

「銀行からお金を借りると利子をはらわなくてはいけない。」「機械のリース代は払わないとね。」「機械を動かすには電気代がかかる。」「社員が辞めたら退職金を払うこと。」「従業員を雇うと賃金を払わなくてはいけない。」「安売りを続けていると倒産する。」「常に研究開発しないと顧客の満足にはつながらない。」「サラ金に手を出してはいけない。」
子ども達はゲームを通して色々なことを肌で学んでいった。

僕が学んだことは「教えてはいけない!」ということ。どうしても教師根性があって、ヒントを与えてしまいそうになるのだ。子ども達は教わったことをするのではなくて、やって覚えていくということ。「習うより、慣れろ!」なのだ。子ども達は失敗を通して、本当に大切なことは何なのかを学んでいった。

驚いたのは、大人が二日かかったことを子ども達は一日でマスターしてしまったということだ。銀行と交渉してお金を借り、そして帳簿をちゃんとつけて、自分の会社の業績アップに全力を尽くしていた。

9時から、夕方の6時半までよくもまあ集中力が続いたと思う。最初の方は何が何だか訳が分からず、少しいじけていた小中学生達も最後は目を輝かせて挑戦していた。高校生以上のチームは最初から集中しそして、大人顔負けの戦略を自分で考え、そして業績を伸ばしていった。

「経営感覚」を身につけることは大事だと思う。その感覚が身についていれば「破産」することはないだろう。お金を借りたら利子をつけて返さなくてはいけない。未来の納税者にその借金を負わせるのはいけないことだ。そういう認識がないから、国は国債を発行し続け借金を未来へ未来へと先送りしているのだ。ビジネスの世界では許されないことを国も地方公共団体もやっているのだ。それを当たり前だと思う感覚が「ビジネス感覚」とは180度違う感覚なのだ。新座市役所の職員全員があの講習を受けたら・・・・新座市は変るかも知れない。日産が生まれ変わったように。