4月28日 (木)  「たかやん議員日記」2005.第118弾!

「たかやん議員日記」2005.第118弾!  4月28日(木)

自転車通学とヘルメット
昔僕のいた学校で違反自転車をむきになって取り締まる先生達がいた。彼らは違反自転車(ステッカーのないもの、無許可自転車)を見つけるとチェーンを巻きつけ、鍵をかけた。すると子ども達はチェーンを切って、自転車を持ち帰った。今度はその先生たちは自転車のサドルを取ってしまった。すると子ども達は人のサドルを取って自分の自転車に付け、持ち帰っていった。
校則にあまりにもこだわると、こういう馬鹿げたことが起こるのである。生徒の自転車のサドルを取ってしまうというのは泥棒に近い。そしてそれを真似る子ども達が出てくるのも当然である。違反自転車を取り締まれば取り締まるほど、近所の家や施設に迷惑をかけることも達が増えていくという事実を彼らは知らなかった。

同じ学校でヘルメットを着用の校則を厳しくするという親への通達があったようだ。保護者から渡されたプリンとには、ヘルメットを着用していないと、その回数によって自転車通学を禁止する期間が定められていると書いてあった。この決まりは職員会議で決まったのだろうか・・・・。それとも例によって一部の先生たちで決めてしまったのだろうか。第一そのヘルメットの安全性の科学的根拠はどこにあるのだろう。どんな実験をしたのだろう。もし本当にヘルメット着用が大切だといいたいのなら、先生達が率先してヘルメットを着用すべきである。もっと大切なことはヘルメットを着用することが安全なんだよと本気で教育することである。(もし本当にそうなのならだが・・・)今時、校則だからただ守れ。守らないと罰則があるぞ。では子どもは勿論、保護者も納得しないだろう。こういう学校に通わせたい親がいるだろうか。親が期待するのは授業に厳しい学校である。授業を本気でやってくれる先生たちを親は期待しているのだ。校則を取り締まることに一生懸命になって、教材研究をしないようでは困るのである。

地球の温暖化を考えたら、子ども達の自転車通学は教師達の自動車通勤に比べて立派である。排気ガスを撒き散らしながら地球の温度を平気で上げている大人達に「ヘルメットを被らないなら歩いて来い!」と言われる子ども達はかわいそうである。そういう車がいなければ子ども達は安全に自転車で通学できるのだから・・・・・。「スイマセンが安全の為にヘルメットを被ってはもらえませんか・・・」くらいが適当だと僕は思う。そしてそれを被るか被らないかは子ども達の自由なのだ。

内申を気にして何も言えない保護者と生徒の代わりに、「私見」を述べさせてもらいました。
因みにそのプリントにはヘルメットの無着用と二人乗り、信号無視が同列のように書いてありましたが、二人乗り、信号無視は法律違反であり、違反の程度は上にあるべきです。
それよりも校内で煙草を吸うのは禁止されています。これは条例です。それを守らないで校則を守れという先生たちを子ども達は疑問に思って当然です。