5月22日 (日)  「たかやん議員日記」2005.第142弾!

「たかやん議員日記」2005.第142弾!  5月22日(日)

サッカー
昔「サッカーができなくなったら教師を辞める。」そういっていた時期があった。これは冗談でもなんでもない。僕にとって、子ども達とやるサッカーにはそれだけ意味があったのだ。 僕は新任の時から、子ども達と何でも同じことをすることで、子ども達と「共通の言葉」を話してきた。僕の憧れていたK先生達のように「いい話」で子ども達の心を掴むことなどできなかったのだ。そしてその習慣は今も続いているのだ。
今朝のテニスとサッカーには小学校5年生の女の子が初めて参加した。初めて握るラケット。初めて打つ黄色いボール。その目は中学校1年生の子達が最初にラケットを握った時と同じ目だった。僕は彼女に「才能」を感じた。彼女はサッカーでも大活躍した。中学生や高校生、そして大人の男達がいる中で本気でボールを取りに行っていた。「あおい!行けー!」「あおい!パスだ!」
練習が終わって、ストレッチをした後あおいは恥ずかしそうにこう言った。「先生。ハチマキください。」子どもから久しぶりに「先生」と呼ばれてなんだか変な感じがした。きっと来週には「たかやん」と呼んでくれると思う。

魔法の赤いハチマキ
五中の1年2組の時、僕のクラスは1年間、赤いハチマキをしていた。全ての行事に赤いハチマキで登場し、そして全てに優勝した。赤いハチマキはテストでも大活躍した。お父さんやお姉ちゃんの病気も治したこともある。その魔法の赤いハチマキを今でも僕は使っているのだ。ハチマキで心がつながっていく。嘘のような本当の話である。

日曜参観
1時間しかいられなかったけど、たくさんの先生達とたくさんの子ども達に会えた。ちょっと生意気な言い方をすると、先生にも生徒にも「素質」を感じた。魅力のある、潜在的なエネルギーのようなものを感じたのだ。ただ、それがうまく引き出されてないな・・・・もったいないな、そう思った。僕が知っているS小学校の子ども達の姿も何人か見ることができた。あの子達は2年生になっていた。
英会話の先生達は二人とも素敵な先生だった。僕が生徒なら間違いなく「一生懸命」燃えると思う。だけど子ども達は、自分達が恵まれていることに気付いていないようだった。勉強する楽しさにまったく気付いていないようだった。ふてくされて授業を受ける子達の中にもの凄くきれいな「英語」を話す子がいた。授業に非協力的な子ども達のチームのスキットは一番面白かった。今日はたくさんの才能や可能性と出会えた一日だった。僕は学校へいくとドキドキする。そういう先生達や子ども達に出会えるから・・・・。