7月20日 (水)  「たかやん議員日記」2005.第204弾! 

「たかやん議員日記」2005.第204弾!  7月20日(水)

通知表
僕の通知表の付け方は変っていた。「平均90点以上を取ったら、誰でも5だよ。」と宣言していたのだ。「平均70以上は4だよ。」「本当ですか?」「本当さ。どんなに俺に逆らっても、絶対に5をつけるよ。」それは僕が中学時代に通知表を燃やした経験からきていた。中学2年生の理科のテストで僕は満点を取り、学年でトップになった。ところが評価は4。授業態度が悪かったというのだ。僕は頭に来て、その通知表を燃やしてしまった。だから僕は授業態度を評価したことはない。テスト以外で点数をつけたことが無いから、子ども達は安心して通知表を見ていたと思う。要するに、自分の感情を通知表に付けたくは無かったのだ。教師も人間だから、感情が評価に影響してしまうのだ。

相対評価が当たり前の時代だったから、風当たりは強かった。だけど僕は“絶対評価”を通した。「理科で全員を5にするのが、僕の夢なんだよ。」と子ども達には言っていた。

音楽で「1」を付けられた子は「お前は歌わなくていい。」そう言われたような気がするだろう。美術で「1」を付けられた子は「お前は絵を描かなくていい。」そう言われたような気がするだろう。だから僕は「1」をつけたことがなかった。高校へ提出する調査書以外で「1」をつけたことは一度もない。

僕のやったことが正しかったかどうかは分からない。周りの先生達と歩調が合っていなかったのだから・・・・。だけど、子ども達が首をかしげるような評価はいけない。通知表の評価を脅しに使うのもいけない。そういう人たちをたくさん見てきたから・・・・。

夏休みの宿題はいつも「自然の中で遊ぶ!」という課題だった。勿論それを評価に入れたことはない。夏休みが始まった。宿題をすることよりも、「早寝早起き朝ごはん」の習慣をつけることのほうが大切なような気がする。