7月24日 (日)  「たかやん議員日記」2005.第208弾! 

「たかやん議員日記」2005.第208弾!  7月24日(日)

10年ぶりの美酒
シングルスの応援は大変だった。3面同時展開なので、ここと思った試合をいくつか選んで大声を出す。北大の子達は勿論、相手の東北大の子達も気になるような応援をしないと意味がない。試合はタイブレークのない、昔ながらの5セットマッチ。昨日のダブルスは一試合6時間という試合もあった。勿論野次は無しだ。少しでも彼らを元気つけられれば、それはじわじわとスコアーに出てくるものなのだ。今日も殆どの選手と少しずつ話しをした。みんな真剣に僕の話を聞いてくれた。
そしてシングルスの3で入山選手がファイナルセットの末勝った時に、北大の10年ぶりの勝利も決まったのだった。僕達OBは万歳をして飛び上がった。高田さんなどは泣いていた。上田部長と抱き合い、横山監督と握手をして、たくさんの先輩達と握手をしていると、選手の入山君が駆け寄って来た。「応援ありがとうございました!」「やったね!」僕らは抱き合って喜んだ。今まで一度も練習を見たこともない、ただのおっさんの応援に彼は何度も頷き、こたえてくれていた。一緒に苦しみ、そして一緒に戦ったという一体感が僕らにはあった。
最後のシングルスの1のキャプテン同士の試合がファイナルセットになり、悦木選手が2度のマッチポイント凌いで、逆転勝利したとき、北大庭球部は完全に一体化し、東北大のコートに嵐のような雄叫びが響きわたったのだった。

僕はレセプションにも参加した。新幹線の最終9時24分を気にしながら、8時20分まで北門食堂で学生達と一緒にいた。帰るときには北大の子達は勿論、東北大学の子達も僕を見送ってくれた。彼らもまた、僕らと一緒に至福の時間を過ごした仲間だったのだ。いいライバルがいれくれるお陰で75年も大会が続いているのだ。僕らの時代の東北大の選手たちとも会いたいと思った。西谷、佐藤・・・・懐かしい。

朝霞台に着いたのは11時40分頃だった。家に着いたのは0時頃。疲れたけど、本当に楽しい二日間だった。30歳も年の離れた後輩たちと気持ちが一体化できるなんて、思ってもいなかったから・・・・。「来年も応援に来てください!」「もちろんいくよ。」僕らは来年の再会を約束した。

二日間は議会のことも、塾のことも全く考えなかった。ただただ東北戦の中にいた。4年生の時に参加できなかった東北戦をこの二日間で取り戻したような気がした。僕のやり残したことを、今年の選手たちがやってくれたのだと思った。

明日から現実に戻る。午後には秘書広報課と農業委員会に行くことになっている。