9月5日 (月)  「たかやん議員日記」2005.第251弾! 

「たかやん議員日記」2005.第251弾!  9月5日(月)

郵政民営化
どうもよく分らないのが、民営化することは絶対にいいことなんだ。それが改革なんだ。という論理。それが僕にはよく分らない。郵政公社の職員の給料に税金は全く使われていないのに、それで公務員削減と言ったって意味がないと思う。
そんなに民営化することが正しいことなら、警察も消防も自衛隊も民営化して、市役所も民営化して、そして何より国会も各省庁も民営化してしまえばいい。民営化とは聞こえがいいが、要するに「儲けること」に視点を置いていくということだろう。

公務員が多すぎるなら減らしていく。議員が多すぎるなら減らしていく。それなら分る。だけど、何でもかんでも「民営化」が正しい改革の道なんだという理屈は理解できない。
大事なことは今の郵政公社が国民の為にきちんとした仕事をしているかどうかだ。公務員が国民、市民の為にしっかりと働いているかということだ。郵便がちゃんと届かなかったり、簡易保険や郵便貯金でいい加減な仕事をしているというのなら民営化もいいだろう。そして郵政公社が大赤字だと言うのなら・・・・ところが郵政公社は黒字で、利益の一部を国庫に納めているのだ。38万人の労働者を養い、そして黒字の公社を解体して民営化することが改革という意味が分からない。

銀行のように高い手数料もなく、どんな田舎でもひっそりと人々の役に立ってきた郵便局。見てくれは銀行よりも悪いし、局員の服装もダサい。お客さんへの対応も確かに銀行よりも悪いかも知れない。でも僕達は郵便局にお世話になって大きくなった。手紙も葉書も何処へ出しても同じ料金で確実に届く。そして貯金は安全だというイメージ。郵便局は庶民の「銀行」でもあるのだ。