1月21日 (土)  「たかやん議員日記」2006.第21弾! 

「たかやん議員日記」2006.第21弾!  1月21日(土)

雪が降ると思い出す・・・
五中でも六中でも朝練は校庭でサッカーかラグビー、そして陣取りをやった。勿論雪合戦もやったが、誰かが生き埋めになるくらいハードだったので、みんな死に物狂いで走り回っていた。
クラスでの雪合戦も楽しかった。基本的には担任対全生徒(ひどい時3クラス対一人)の戦いになるので、相当の覚悟が必要だったが、敵を仲間に引き入れたり、降伏したと見せかけたり、同情を引いたり、死んだふりをしたり・・・・あの手この手をお互いに使って、色々と作戦を練りながらの戦いは頭も体も使った。
でも、最後の二中だけは違った。その日は金曜日だったのだが、朝の職員会議で体育科の先生が「校庭が荒れるので生徒を外に出さないで下さい。」と言ったのだ。うん、うん頷く体育科の管理職二人。勿論、誰も意義を唱える人はいない。いつの間にか、そういう雰囲気になってしまったのだ。僕は何も言わないで、校舎の裏(校庭には出なかった)で自分のクラスだけで雪合戦をやった。神様がくれたチャンスを逃してはならないと思ったのだ。3年2組は予想通り担任対全生徒の戦いになり、僕らは雪と汗と笑いにまみれて、1時間を過ごしたのだった。
校庭が荒れるから、生徒を校庭に出さないように・・・・という発想が悲しい。校庭はいったい誰の為にあるのか、ということが分かっていない。荒れたら直せばいいじゃない・・・五中や六中の体育の先生達は校庭が荒れると、車の後ろにタイアをくっつけて校庭中を引きまわし、平にしていた。勿論彼らは生徒と一緒に雪合戦をしていた。体育の恐い先生が子どもに帰って、雪合戦をやる。そこに生徒指導の本質があるのだと僕は思う。
僕らが雪合戦をした日の午後、そして次の日の土曜。二中の校庭では小学生達が雪だるまを作って楽しそうに遊んでいた。校庭はやがてグチャグチャになったが、小学生達には楽しい思い出ができたに違いない。二中の子供たちはそれを羨ましそうに見ているだけだった。
自分の学校の校庭で、自分達が思い切り走り回れない・・・・そんな馬鹿な・・・でもそれが当時の二中にはあった。そういう雰囲気の中で、陵平の事件が起きたということだけは書いておきたい。

0産婦人科
久しぶりに0産婦人科へ行った。教え子のSの二人目が生まれたのだ。0産婦人科に入ると懐かしい匂いがした。空が生まれた時に毎日嗅いだ懐かしい匂いだ。助産婦さんとも久しぶりに会った。僕を覚えていてくれたのが嬉しかった。