1月22日 (日)  「たかやん議員日記」2006.第22弾! 

「たかやん議員日記」2006.第22弾!  1月22日(日)

授業参観3
小学校の体育の授業も見た。縄跳びとサッカーの授業だったのだが・・・縄跳びもみんな適当に跳んでいるだけ。サッカーのウォームアップとしてならいいのだが・・・肝心のサッカーは数人しか動かない練習をした後、試合に入った。そして信じられないことに、一部の生徒だけで試合をさせたのだ。要するに22人しか試合には出られなかったのだ。他の子達は、寒い校庭でただ見ているだけ・・・・ボールも1個しか使わないから、隣のグラウンドの女の子達も殆ど動いていなかった。寒い日に寒い体育の授業ではたまらない。
体育の授業であれだけ体を動かさない子供たちを初めて見た。僕も体育の授業を持ったことがあるから分かるのだが、子供たちがどれだけ本気で汗を流すかが問題なのだ。そして体を動かさない生徒を作らない工夫が必要なのだ。
僕はウォームアップではランニングをしてから、トレーニングやった。勿論自分も生徒と同じ格好をして走る。冬の寒い時期に教師だけが長袖で、生徒は半袖。そういう理不尽なことはしたくはなかったのだ。「試合をやりたかったら、気合を入れてトレーニングをやれ!手を抜くな!」と言いながらやった。サッカーはボールを2個から3個使い、誰でもボールを触れるようにした。チームに差がある場合には最初から適当なハンディーをつけて(例えば10点とか15点差でスターとする)競わせた。「負けたチームは腕立て50」とか「スクワット100」とかペナルティーをつけたり、勝ったチームは「給食の牛乳1本」とご褒美をつけたこともあった。(食べ物を賭けるなんて!と怒られそうだが、みんな牛乳の為に必死になるから面白い。)勿論自分も一緒に入って、走り回る訳で・・・・子供たちは1時間で汗びっしょり。僕も午前中の授業だけでもうフラフラになるくらい動くことになる。体育の授業はそういうものだと思う。

その小学校の子供たちは休み時間にかなりハイレベルなサッカーの試合をしていた。体育の授業よりも笑顔があり、そして汗を流していたのが印象的だった。休み時間の方が動くような体育では困るのだ。
僕だったら、多分2クラス男女合わせて全員でサッカーの試合をすると思う。勿論担任の先生も入れて、全員で戦うのだ。ボールは最低4個。ゴールも4つ。ヘディングシュートは2点。ゴールライインもサイドラインも無し。休みの子がいたらゴールをカウントする係り。兎に角全員が一つのことに熱中することが面白い。人数が多いと教えるのが大変だという人もいるが、たくさん人がいると大抵は色々なパターンができて、面白くなるものなのだ。少なくても、子供たちには集団で遊ぶ楽しさを教えたい。一番小さな女の子でも、クラス対抗のサッカーで活躍できることがあるということを教えたい。僕はそんなことを考えてながら体育の授業をやっていた。体を動かすことの楽しさ、みんなで動くことの楽しさは実際に経験してみないと感じられないものだから・・・・。