1月24日 (火)  「たかやん議員日記」2006.第24弾!

「たかやん議員日記」2006.第24弾!  1月24日(火)

茶髪と卒業式
小鹿野中の女生徒が、髪を染めていたために、卒業式に出られなかったことなどに対して、県の弁護士会が人権侵犯があったとして改善を求める勧告をしたという記事が今朝の朝刊に載っていた。それが社会では常識なのだろうが、公立の学校では卒業式の茶髪は非常識であることが多い。

僕も茶髪は嫌いだ。自分の髪の毛が殆ど無いせいかも知れないが、長髪も余り好きではない。(自分は高校も大学も長髪だったのに・・・・)要するにハゲたおっさんのひがみなのだろう。だけど、自分のクラスの子達が茶髪で来ても、別に文句を言ったことはない。子どもであっても髪の毛は体の一部だ。その体の一部のことを教師が、ああせい、こうせいと言うのはおかしいと思うのだ。
「ともや、人は外見で見ちゃあいけないんだ。」と言った父さんの言葉を僕は今でも正しいと信じている。

六中の卒業式の前日、僕のクラスの長い髪の女の子が卒業式に出ないと言い出した。理由は「ルーズソックスを脱げ!」と言われたから・・・・彼女は「絶対に卒業式にはでない。」「普段は何も言わないのに、卒業式だけおかしい。」「そんな理由で出られないなら、でたくない。」と練習に参加しなかった。僕は「ルーズソックスでそのまま出ればいいじゃない」と言ったのだが、「嫌だ!」という。すると隣りのクラスのY先生と4組のI先生が「○○ちゃんがいないと寂しいよ。」「一緒に出ようよ!」と僕のクラスで一緒に泣いてくれた。その二人の先生の涙の力で彼女は卒業式に出た。ルーズソックスは脱いでいた・・・。僕は靴下やスカートに文句を言ったことはない。髪の毛の長さにも束ね方にもクレームをつけたことがない。「女子の髪の毛は肩についたら束ねること」なんていう校則は馬鹿げている。北朝鮮じゃああるまいし・・・・。そのルーズソックスの女の子は高校でも大学でも成績優秀で、今は学校の先生になっている。人は外見で見てはいけないのである。もう直ぐ公立の入試が始まる。2月に入試ラッシュがあって、そして卒業式。新座の中学校では人権侵犯などは無いようにして欲しい。「俺はそういう格好は嫌いだ!」というのと「そういう格好なら学校には来るな!」というのでは全然違うのだ。今の状態ではちょっと難しいかも知れないが・・・・。