12月25日 (月)  「たかやん議員日記」2006.第359弾!  12月25日(月)

「たかやん議員日記」2006.第359弾!  12月25日(月)

いじめはどこの学校にも起こりうる・・・
12月議会でそう言ったのは教育長。僕は「どこの学校にも起こりうるのではなくて、どこの学校にもあるものだ」と言った。どこの学校にも起こりうるというのは、起こることが稀であるというニュアンスがある。今、新座市内の23校で「いじめ」の無い学校などあるのだろうか・・・。

いじめはなくならない
子ども達がいじめをするのは、大人がいじめをしているからだ。大人がいじめをやめない限り、子ども達はいじめをやめない。だから悲しいけれど、いじめは無くならない。「いじめゼロ宣言」をするのは結構だが、その前に宣言をしているその当人がいじめをしないで欲しい。

17年度
昨年度のいじめの件数は小学校が16件。中学校が20件。単純に計算しても、小学校にはいじめのない学校があり、中学校にはいじめのないクラスが殆どで、いじめのない学年も存在しそうだ・・・・。そんな馬鹿な・・・。
僕は「この数字は一桁違うのではないか?」と言った。教育長は「正規のルートで報告された数字なので、間違いがない」と答弁したが、「その正規のルートが危ない」と僕はいった。

色んな教師がいる・・・
どんな学校にも色々な先生がいるものだ。一番凄いのはいじめをかなり早い段階で察知し、親が気づかない前に解決してしまうような凄腕職人タイプ。次はいじめには気づくが、なかなか解決できないタイプ。3番目はいじめに気づいていても気づかないフリをするタイプ。4番目はいじめに気づきもしないタイプ。そして5番目は率先していじめをするタイプだ。
1番、3番、4番、5番のタイプはまず「いじめ」があったことを報告することはない。いじめを報告するのは2番のタイプ。しかもいじめを報告することで、自分の責任が問われることから逃げない先生だけだ。そして校長にも二つのタイプがいる。教師達からの報告を教育委員会に報告するタイプとしないタイプ。これは圧倒的に報告しないタイプが多い。そう考えると、桁が一つ違うのではという見方は甘いのかも知れない。

パワハラ
学校の先生達がうけるパワハラもかなり深刻である。これも日本全国で行われているのだが、新座市はゼロだという。パワハラを報告する馬鹿な校長はいないから、教育委員会は独自の調査をしなくてはいけない。それをしもしないで、「パワハラの報告はありません!」と自信満々に言ってもらっても困るのである。まあ校長に対する教委のパワハラなんていうのも、全国的にありそうだからなかなか認めたくはないだろうが・・・・。報告がなければ「無い」という感性は、「行き過ぎた生徒指導は無なかった」という陵平のことにも通じる。いじめを受けた生徒の気持ちになったり、パワハラを受けた先生の気持ちになったりすることができないのだろう。そういう感性を持った人間が上にいると「いじめ」は起こりやすくなるのだ。 
 たかやん