12月26日 (火)  「たかやん議員日記」2006.第360弾!  12月26日(火)

「たかやん議員日記」2006.第360弾!  12月26日(火)

出現率
いじめの件数がかなり怪しい数字なのに対して、不登校の数字には信憑性がある。17年度の小学校の不登校の件数は18人。中学校では169人。合計で187人。問題なのはその出現率(100人当たりの不登校児数)だ。小学校では新座市の出現率が0.21に対して、県の出現率が0.33。これは県の平均を下回っているということだ。それに対して、中学校では新座市が4.76なのに対して、県は3.13。県全体で考えると、中学校は小学校の9.48倍の不登校出現率だが、新座市は22.66倍の不登校児出現率ということになるのだ。要するに新座市の学校では・・・小学校は県平均と比べてもかなり「暮らしやすい」が中学校は小学校と比べて22倍以上不登校が多く、県の中学校の平均の倍以上「暮らし難い」環境にあるということになる。この差はいったい何だろう・・・・市教委は本気で考えたことがあるのだろうか。12月議会で「この不登校の子供たちの中でいじめが原因の子ども達は何人ですか?」という僕の質問に、教育委員会は「把握していません」という答弁だった。勿論、この中には友達からのいじめもあれば、先生からのいじめもあるのである。陵平の時もそうだったが、体罰だけがいじめなのではない。言葉によるいじめの方が、後々まで心を傷つけるものなのである。校長からのいじめの報告に、実態など見えてこないのは当たり前なのである。そういうことが分かる人もいるはずなのだがなあ・・・・。

パワハラ
一方でパワハラの例もかなり耳にする。自分の子どもの卒業式に「年休」を取らせなかったとか・・・・1年、2年と学年主任を続けて、生徒からも、学年の教師からも信頼されていた先生が学年を外されたとか・・・職員会議で原案に反対したら、校長室に呼ばれて叱責されたとか・・・みんな当事者以外から聞いているから、相当有名で酷い内容なのだ。言葉によるパワハラなどごまんとあるのである。僕も進路の査定会議で「進路指導」などしたことのない教頭にみんなの前で叱責されたことがある・・・子供たちと一緒に卒業する積りだったから、どうでもよかったが、そうでなかったら、本当に困っていたと思う。学年の先生達で僕をかばってくれた先生はいなかったし・・・当たり前だが、子ども達は全員希望校に入ってくれたけれど・・・・。
この2年間だけで、中学校3年の担任が3人も学期の途中で辞めていることが気になる。9月に二人。11月に一人・・・普通じゃ考えられないことが2年で3人というのはかなり異常なのである。僕は3人のうちの2人を知っているが、そんなに無責任な先生達ではない。何があったのかは分からないが、中学校の先生達のストレスは大変なものだろう・・・・。言えることは「共通理解」に「同一行動」などという北朝鮮のような指導方法では子ども達はまともに育たないということだ。   たかやん