12月5日 (火) 「たかやん議員日記」2006.第339弾! 12月5日(火) 「たかやん議員日記」2006.第339弾! 12月5日(火) 文部科学大臣 日本中の学校で「文部科学大臣からのお願い」というプリントが配られたらしい。 未来のある君たちへ 弱いたちばの友だちや同級生をいじめるのは、はずかいしいこと。 仲間といっしょに友だちをいじめるのは、ひきょうなこと。 君たちもいじめられるたちばになることもあるんだよ。後になって、なぜあんなはずかしいことをしたのだろう、ばかだったなあと思うより、今、やっているいじめをすぐにやめよう。 いじめられて苦しんでいる君は、けっして一人ぼっちじゃないんだよ。 お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、きょうだい、学校の先生、学校や近所の友達、だれにでもいいから、はずかしがらず、一人でくるしまず、いじめられていることを話すゆうきをもとう。話せば楽になるからね。きっとみんなが助けてくれる。 平成十八年十一月十七日 文部科学大臣 伊吹 文明 * いじめられている子ども達は、親や先生に相談しても、自体は悪化すると思っている。だから、相談することが怖いのだ。きっとみんなが助けてくれる。そんな学校だったら、とっくにみんなに相談しているだろう。いじめられている子が、いろんな人に相談して、そしていじめがひどくなったりすることを見ているのだ。だからどうしたらいいか分からないのだ・・・・ このプリントの凄いところは、先生も何も言わずに渡し、生徒も読みもしない・・・そういうクラスがどうやら多かったということだ。まあ僕が現役なら・・・このプリントは配らないかも知れない。自分の言葉で話したいし、子供たちとキャッチボールをしたいから・・・・。 文部大臣も、県や市の教育長も普段の学校をもっと見たほうがいい。そして自分の言葉で語った方がいい。 声 今日の朝日の朝刊の「声」になるほどなと思った。それは・・・・ 大人の背中を見てる私たち 高校生 矢野すずか 私は大人のやっていることに納得できません。あなた方は、いじめはするな、人の気持ちを考えろと言いますが、先生による先生へのいじめもあるそうです。 また、最近、福岡県で自殺した中学2年の男の子の場合、いじめの発端は1年生の時の担任の先生だったと新聞に書いてありました。理由は「からかいやすかった」からだそうです。必修科目の履修不足問題で高校の校長が自殺したニュースも聞きました。 あなた方は自殺をするな、命を粗末にするなと言います。でも、そんなこと言えるんですか?私たち子どもは、あなた方のことをよく見ています。大人ならいいのに、私たちはダメだなんて、そんな理不尽なことは通用しません。子どもは大人の背中を見て育っているのです。 本当に子供たちからいじめや自殺をなくしたいなら、まずはあなた方からではないでしょうか。 大人同士のいじめなんて、そんなみっともないことをしないでください。どんなにつらいことがあっても逃げずに耐え抜いていく姿を見せてください。 *そう子どもたちは見ているのだ。我々大人を・・・・確かに学校の中で、先生がいじめられるということはある。僕も見てきたし、自分もいじめられた経験がある。大人のいじめはこどものいじめより、さらに陰湿だ。「昔はそういういじめはなかった」などと言えた義理ではない。苦しくなって、自殺する大人はごまんといる・・・・。子ども達はそれを見ているのだ。いじめが無くならない理由は今の大人にある。それは確かなことだろう。 たかやん |