2月9日 (木)  「たかやん議員日記」2006.第40弾! 

「たかやん議員日記」2006.第40弾!  2月9日(木)


僕には弟がいないし、兄貴達もまだ生きているから、弟を亡くす悲しみが分からない。だけど死んだ父さんが生きている間中、18歳で戦死した弟の登おじさんの話をすると泣いていたことは覚えている。六中最後の学年で担任をしたT。そのTの弟が亡くなった。まだ20歳か21歳のはずだ。去年の成人式の会場で元気な姿を見たような気がするから・・・・。明日は弟を亡くしたTと悲しい再会をしなくてはいけない。教師を長い間やっていると辛いのはこういう時だ。若い人の告別式が多すぎる。親より先に子どもが死んではいけない。兄貴より先に弟が死んではいけないのだ。

「ゆとり」から「言葉の力」
次期学習指導要領が決まったらしい。「ゆとり」から「言葉の力」へ。確かに言葉の力は恐ろしい。「改革を止めるな!」といい続ければ、何だかいいことをしているような錯覚を起こしてしまう。騙される人間がたくさん出てくる。言葉の力で人は元気にもなり、傷つきもする。それが先生の言葉となるとなおさらだ。子供たちの心は大人が思ったよりも繊細で壊れ易いのだ。そういう意味では先生達も、もっと「言葉の力」を知った方がいいだろう。あの当時の二中の先生達はその力を知らなかったから、陵平は死んだのだ。

ゆとりは優しい言葉だから、先生も生徒も「一生懸命」やってはいけないのかと錯覚してしまったりもしただろう。何れにしても文部科学省のお役人が机の上で考えた言葉だと思う。いい加減に変えないで、10年前、机の上で考えた「ゆとり」は間違っていました。と宣言してから変えた方がいいと思う。現場の先生達は本当に大変なんだから・・・・。

横断歩道
今日も横断歩道で車を止めた。信号の無い横断歩道でも歩行者がいたら止まるのが習慣になっている。ところが対向車線が止まらない・・・。西武バスも知らん振り、乗用車が3台、4台と通り過ぎ、クロネコ大和の宅急便のトラックは携帯電話で通話をしながら走り去った・・・・。止まってくれたのはトラックの運転手さん。僕が手を挙げると、向こうも手を挙げてくれた。交通ルールではなくて、交通マナーを知っている人がいて嬉しい。