4月26日 (水)  「たかやん議員日記」2006.第116弾! 

「たかやん議員日記」2006.第116弾!  4月26日(水)

米軍に3兆円?
ニュースで阿部官房長官が出ていた。「米軍再編成に日本が3兆円負担せよ」という米政府。米海兵隊のグアム移転の59%(7000億円)負担だけでも頭がどうかしていると思うのに、この国の指導者達はどうなっているんだと思った。
一方で韓国・中国に対しては国民感情を逆なでするようなことをしておいて、アメリカに対しては「おもいやり」。本当の思いやりは自国民に対してのものであって欲しい。日本の民が地震や災害(耐震偽造マンションも含めて)で苦しんでいる時にこそ、「思いやり予算」を組んで欲しいと思う。子供たちや先生の学習環境を整備することに、病気の人や過密な勤務の医者や看護士の為に、介護福祉の充実の為に僕らの税金を使って欲しいと思うのだ。

共謀罪
どうしても治安維持法を思い浮かべてしまう。盗聴機が溢れているという今の世の中で、相談しただけで捕まってしまうのではお酒も飲めない。冗談で言っても警察がそう判断しなければ捕まるのでは治安維持法と変わらない・・・・。「君が代」を歌わなけりゃ処分されるし、「憲法第九条」は変えてしまおうとしているし、中国や韓国に対しては強気だし・・・・「愛国心」は強制しようとしているし、アメリカに尻尾を振っている以外は戦前に戻そうとしている気がする。

携帯
今25歳の子供たちが中学校2年生の時、初めて給食の時間中にポケベルが鳴ったのを覚えている。「誰だあ?」「あたし、たかやんごめんなさい。」そんな会話があった。当時学校の公衆電話には生徒が列を作り、駅前の公衆電話でも若者が電話のボタンを押す姿が見られた。そういう僕自身も骨折で入院した時はポケベルを持っていた気がする。
手紙には長い待ち時間があった。相手が書いた時間は何日か前という時間差が楽しかった。ポケベルにも待ち時間があったが、携帯のメールにはそれが殆どない。大人の場合は仕事中は見なかったり、車の中に置き忘れたり、マナーモードで気付かなかったり・・・・と色々ありそうだが、子供たちにはそれができない。授業中でも携帯し、深夜でも相手に返事を返す。
メールで告白し、メールで別れる。恋愛も簡単になってきた。僕等が悩みに悩んで、自分の気持ちを伝えようとしていた時代とは恋愛のスピードも格段に違うのだ。僕らの時代に無かったものが溢れる世界で子ども達は生きている。
携帯、ゲーム、酒・煙草の自動販売機、ドラッグ、コンビニ、インターネット、添加物だらけの食べ物・・・・
確かに世の中は便利になったが、子供たちが失ったものも大きい。
田んぼと畑、雑木林、綺麗な海、空、空き地、国産の安全な食べ物、ガキ大将、家族の会話、手紙、方言、敬語、近所の恐いおじさん、おせっかいなおばさん、学校の先生との信頼関係、読書の時間・・・・・
勿論今でもそういうもを持ち続けている幸せな子供たちもいるだろうけれど・・・。