5月17日 (水)  「たかやん議員日記」2006.第137弾!

「たかやん議員日記」2006.第137弾!  5月17日(水)

朝6時
ドアをノックする音で目を覚ました。幸弘が「風呂行こう!」と誘ってきたのだ。有名な道後温泉の入浴両は400円。僕らは昔、夏目漱石が入ったという東湯に入ることにした。どうも湧き出る温泉を悪い部分にかけると、患部が治るという話が信じられているらしい。僕は勿論本気にはしていなかったが、念のため頭にお湯をかけてみたのだった。さて同じ頃、議会事務局のU氏とT部長は1500円払って、昭和天皇が入浴したという皇族専用のお風呂を見学したり、していたらしい・・・・お金持ちのやることにはついていけない。お金といえば、今回の視察では財布の中が寂しかった。殆ど現金を持っていかなかった僕も悪いのだが・・・昼食が1000円とか1500円とか3000円とか豪華すぎて、気がついたら400円しか残っていなかったのだ。そんな状態なのに空港まではタクシーということになり、割り勘でも払えないかも・・・と心配していたら、太っ腹な先輩が救ってくれた。そんな僕が家に帰りつけるか心配してくれた人もいた訳で・・・・僕は飛行機の中で隣りの席のZさんに1000円借りてしまったのだった。

傘がない・・・
二日目の朝、岡山の宿舎を出る頃から雨は降っていて、直ぐ近くのコンビニで傘を買ったのは幸弘。駅までは5分程で着いたのだが、その傘を松山行きの特急の中に忘れてきてしまった。5分で1000円の傘だ・・・・「俺もうしょっちゅうだから、傘、腕時計、万年筆・・・」と開き直る幸弘。僕は素頭に雨はきついので、帽子を被って歩いていた。

坊ちゃん
松山市のあちこちに「坊ちゃん」の文字が見えて面白かった。松山市では「坂之上の雲」の正岡子規、秋山好古、秋山真之の三人を主人公にしたフィールドミュージアムを考えていて、市民を巻き込んで観光都市を目指しているのだ。年間600万人を目標に、平成13年からスタートしたこの計画は、NHKの特別番組まで巻き込んでの壮大な計画である。新座市の「観光」とは比べ物にならないほどの観光スポットを持つ松山市。その松山市の計画を聞けば聞くほど、僕の中の「観光都市新座」はしぼんでいくのが分かった。1200年以上も前の記録が残っている道後温泉も勿論そのフィールドミュージアム構想に入っている。それ以外にも松山城もあり、子規記念館もあり、あの有名なロシア人墓地もある・・・・「坂の上の雲」の三人のゆかりの地は他にも沢山あり、全部を回るのは不可能かと思われるほどである。松山空港への道も整備され、しかも市の中心から近い距離にある訳で・・・・・新座のことを考えると頭が痛くなってしまった。

たかやん
そんな三日間の視察だったけど、総務のメンバーはなかなか面白い人が多く、よく話しをしたので楽しかった。一人会派「語る会」の僕としては情報交換にもなったし、爆弾発言も聞けたし、色々な話が聞けてよかった。一番勉強になったのは、各自治体の「アイデア」とそれにかける「熱」だ。素敵なアイデアと熱は住民を巻き込み、そして人を集める・・・。直ぐに新座市に当てはめられそうなものは無かったかも知れないが、その熱こそが人を動かすのだと感じられたことだけでも行ってきた価値があると思った。そしてこの3日間で僕のことを「たかやん」と呼ぶ人が増えたことも嬉しかった。

お土産
空に買ってきたお土産で家族全員で遊んだ。電池で動く「魚釣りゲーム」なのだが、これがまた面白い。釣れないかも?と思っていた空がたくさん釣ったのに驚きながら、みんなで大笑いしながら遊んだ。遅くまで歓声が聞こえた今日の邑家であった。