5月24日 (水)  「たかやん議員日記」2006.第144弾! 

「たかやん議員日記」2006.第144弾!  5月24日(水)

職員会議2
友達からこんなメールが来た。

ところで、教育問題。。。
最近、都教委が都立学校へ出した「挙止を禁止」の通達ですが、とうとう教育の官僚化・右傾化・形骸化がここまできてしまったかと「諦め」に似た溜息が出ます。科学センターへ来た教員が次のような話をしていました。自分のところの校長は、都教委からきた女性校長だそうです。職員会議で、ある教員が手を挙げて発言しようとしたら、「決済をとりましたか。」と逆に聞かれたそうです。つまり、職員会議で発言するには、校長の決済つまり事前の了承が必要なんだそうです。

結局、教員は校長に強く叱られ発言を封じられたそうです。たかやん。。。悲しいけど、もう一度、日本は滅びるような戦争へ、国民を駆り立てるような戦争をするようになるね。
これはとんでもない妄想でもなんでもありません。司馬遼太郎は「世に棲む日々」の第2巻の最後に。。。日本人のそのような特質を挙げて後世を憂いています。

戦前の歴史認識を外国(中国や韓国)とする前に日本人が戦前の歴史(戦争)の反省を、いや裁く必要を痛感します。それなくして、憲法を改正するなんて。。。笑っちゃいます。
どう評価するかもないまま。。。連合国の一方的な極東裁判を批判する人間が大きな顔をしている日本の現状が寂しいです。そんな連中は、あの戦争はみそぎがすんだと。。。。。これってサンフランシスコ条約を認めた発言なんですが。。。都合のいい部分だけとって議論を構築しているですね。これが、ドイツと決定的に違う日本人(私も含めて)の素顔なんですよ。(残念だけれど、あの戦争では日本人は加害者より被害者意識が大きいのです。反省や総括する以前の問題なんですね。)

友達のメールはさらに続く。

日本がもう1回、大戦争する相手はアメリカでしょう。何故って。。。日本の首根っこを押さえているのはアメリカだからです。にっちもさっちも行かなくなるとき。。。日本の未曾有の混乱や不況を解決する手だてとして戦争。。。という解決手段を用います。
あとはたかやんの文章を借ります。「普通の生活をしていた人たちが、どんどん下流に落ち込んでいきます。アメリカの下流社会が今の軍隊を支えているように、社会からはみ出てしまった青年達が(意識的にはみだされた?)未来の日本の軍隊を支えていく。そういう
仕組みを今、作っているのでしょうか。」

アメリカと戦争する前に。。。またまた近隣諸国を蹂躙します。蹂躙したとは思わずに。。。。
「中国や韓国」を軽視・蔑視する国民がたくさんいます。普通の国民でも。。。ましてや右翼や暴力団は。残念ですが。。。私の92歳で亡くなった母親や87歳で亡くなった父親は
抜きがたい(戦前からさんざん教育された成果がもう消すことさえ不可能なほど抱いています。)思想です。また、教育基本法を改悪することがぞっとするほど。。。です。
教育を政治家がねじ曲げるときはこんなものです。今、治安維持法に似た法律も出てきました。昔と同じ顔をして。。。治安維持法が出てくるはずがありません。悪い奴らのほうがずっと利口ですから。。。いや、これも戦争準備のひとつです。あの西郷隆盛だって、不満士族の不満のはけ口を朝鮮出兵による他国の侵略で解決しようと考えたのです。

彼は僕が尊敬する校長の一人である。子供たち一人一人を大切にし、教師一人一人を大事にしてきた校長が、今の思いを僕に打ち明けてくれたのだ。

日本国憲法
今日は小学生に日本国憲法の前文を暗誦させた。この憲法がどういう意味なのか・・・彼らに分かるには時間がかかるかも知れない。でも、暗誦した文章は心に残る。心に残った文章は決して消すことはできない。憲法が本当に改正されても、今の日本国憲法が子ども達の心に残るように、僕は子供たちに日本国憲法を伝え続けたいと思っている。僕自身だってそうだ。いくら新しい憲法になったとしても、今の憲法前文を全部覚えてしまったのだから、もう心から消えることはないだろう。憲法前文・・・名文である。