6月7日 (水)  「たかやん議員日記」2006.第158弾! 

「たかやん議員日記」2006.第158弾!  6月7日(水)

教育実習
塾の卒業生では初めての教育実習生になったまり子。「たかやん、指導案の書き方教えて!」と塾に勉強をしにきた。
小学生達と一緒に計算をやり、完敗したまり子。だけど社会科の授業の話になり、黒板の前に立って授業の実践に入ると目の色が変わってきた。
「ちょっと待って!ここ分からない。」「ちょっとまって、たかやん。これどういう意味?」授業案は「内閣」のところ。「議院内閣制」「与党と野党」「国会の役割」「解散と総辞職」などなど・・・まり子が疑問に思っているところは果てしなく・・・・高校生達とそれ程違わない知識の実習生は真剣に質問していたのだった。

今の政治の仕組みを具体例をあげて話していると・・・「面白い」「政治って面白いんだ!」と気付くまり子。「面白くなると、勉強することが苦痛にならなくなるからね」というと、「そうだね!」と笑っていた。

小学生が帰っても、中学生が帰った後も、まり子の授業実習は続いた。「明日また来ていい?」とまり子。「勿論いいよ。」
学校の教え子も塾の教え子も「教え子」には変わらない。教え子達が「先生」になりたいと思ってくれるほど嬉しいことはない。教育はアフターサービスが大事なのだ。

函館中部高校
自分の教育実習を思い出すと、冷や汗が出てくる。生物の授業だったのだが、何をどう説明したのか全く覚えていないくらい緊張して授業をやった記憶がある。ただ、生徒達は眠い時間帯なのに必死にノートを取ってくれ、僕の話を聞いてくれた。夜間高校だったから、窓に映った自分たちの姿を見ながらの授業だった。ダルマストーブと夜の教室。それが僕の教育実習だった。

学級通信
僕のクラスに配属された実習生は必ず「学級通信」を書かされた。指導案は書かなくても怒られなかったが、「学級通信」をサボることは許さなかった。「俺と同じことをやってみろ!それが実習だ。」と朝練にも参加させ、授業を全部やり、午後練は勿論生徒と一緒に走り回り、学級通信を書いて、最後は我が家で教育を語りながら飲み明かし・・・また次の日は朝の6時から朝練という2週間を過ごすのだ。それでも教師になりたければ本物だし、続かなければ向いてない・・・・僕なりの教官としての意識だったのかも知れない。まり子のお陰で色々思い出した一日だった。              たかやん