7月1日 (土)  「たかやん議員日記」2006.第182弾! 

「たかやん議員日記」2006.第182弾!   7月1日(土)

明治三十五年
今日は北大庭球部のOB会。品川プリンスホテルのテニスコートで先輩、後輩達とテニスに燃えた。と言ってもほとんどは先輩な訳で・・・・僕より若いのは二人だけ。久しぶりに自分は「若いんだ!」と思った。今日初めて知ったのだが、北大の庭球部は明治三十五年に創設された日本で二番目に古い庭球部なのだそうだ。一番古い大学は早稲田か慶応だったらしいのだが、それにしても全国で二番目とはたいしたものだと思った。

90歳
という訳で、90歳近い先輩や前部長先生が登場し、60歳は若造!という雰囲気の中、記念式典は始まった。テニスで体の中の水分が枯渇した僕は栓の抜かれたビールに目が言ってばかり・・・・先輩達の挨拶を聞きながら・・・まだかなあ・・・と集中できない。ふと周りを見ると、周りの先輩達も下を向いている人ばかり・・・・乾杯前の挨拶が50分近く続いていたのだから無理もない。それでも体育会系の僕らとしては一応直立不動で聞くしかないわけで・・・・

ビール
乾杯!の直後、先輩の一人が「美味い!ぬるくてもうまい!待った時間が長いと何でも美味い!」と言って、僕らを笑わせてくれた。確かにビールはかなり温く、気も抜けていたのだが・・・水分が体に入ってきた感じがした。

スピーチ
ビールが入ってからのスピーチはなかなか面白かった。北大の先輩達だけではなく、東北大の先輩達や小樽商大の先輩達も面白おかしい話をして会場を沸かせてくれた。やっぱりスピーチの上手な人には魅力を感じる。口下手の僕としては、もっと練習をしなくては・・・そう思った。

12500円
札幌時代に住んでいた下宿は朝晩食事付きで12500円という、「菱和荘」という下宿だった。全員が北大生で庭球部の先輩も二人、2階に住んでいた。僕は一階の6畳一間。共同トイレに風呂はなし。冬は寒くて、布団が息で凍ってしまう。そんな部屋だった。新歓コンパ(新入生歓迎)や追コン(卒業生追い出し)の時はトリスをコップで一気飲みし、2階から雪の中へダイブするという習慣が残り、ストームを組んで車を止めるという危険なことをする下宿だった。医学部の徳田さん、法学部(だったと思う)の浜田さん、文学部の高田さん、そして獣医の吉野さん・・・僕はそこで先輩達の部屋に入り浸り、麻雀をし、酒を飲んで、そして愛を語った。テレビもラジオも無く、音楽を聴くのも人の部屋・・・そんなに貧乏で何も無くても、僕にとっては最高に楽しい1年間だった。生まれて初めて誰からも束縛されないで生きた一年だったからかも知れない。僕はテニスに明け暮れ、夜は麻雀に燃え、先輩達と酒を飲み、そしてちょっぴり恋をしたのだった。