8月16日 (水)  「たかやん議員日記」2006.第228弾!

「たかやん議員日記」2006.第228弾!   8月16日(水)

嬉しい電話
「たかむら先生ですか?突然すいません・・・・」朝かかってきた電話は最初の教え子の英明からだった。「英明君?」「そうです!凄いなあ。よく覚えていましたね・・・」クラス会の打ち合わせでも、どうしても連絡が取れない一人だったのだが・・・・「眠れなくて・・・先生のHP見ていたら・・・・」「凄いなあ・・・クラス会やるんだよ!」「以心伝心ですね」クラス会のこと、日記に書いたら、もしかしたら誰からか連絡があるかも知れない・・・そう思っていたら、本当に電話があってビックリ!早速僕らは明日会うことになったのだった。


学校にいたときも、やめてからも僕の夢の大半は学校の夢である。登場人物は本当に色々で、五中、六中、二中の先生と生徒達が・・・目が覚めてから考えると不思議なくらい滅茶苦茶に登場する。どうして学校の夢ばかり見るのかというと・・・・学校は、それだけ楽しいところだからだと思う。子供たちにとっても、先生達にとっても学校という場所は本当に楽しいところなのだ。どんなドラマよりも面白いことが毎日起きて、主人公はいつも自分たち。予告編なしに、どんどん展開していく訳で・・・・
だから子ども達は勿論、先生達にも今の学校生活をもっともっと楽しんで欲しいと思うのだ。僕が学校に戻ることはもうないが、もう一度生まれてきたら、やっぱり学校の先生になると思う。今朝の夢も学校の夢。バスで旅行している夢だった。

拿捕
根室沖で漁船が拿捕され、しかも銃撃されて一人が死亡・・・・その海域で実際にロシア(当時はソ連)の脅威を実感したことのある僕らには、他人事には思えない。
僕達の乗船実習は千島でのサケ・マスの流し刺し網。9キロの長さの刺し網を夕方仕掛け、夜明け前から揚げる・・・という実習だった。途中ソ連領の島の近くと通ると、砲台が海の方を向いていて、不気味だったのを覚えている。そして拿捕・・・僕達は大学の練習船で、ソ連と共同でサケ・マスの調査をしていた。だから拿捕の心配はなかったが、僕達の後を着いてきた日本の漁船はソ連の警備艇に拿捕されてしまった。北洋での漁は命がけだ。海に落ちたらまず助からない。それに加えてソ連の脅威・・・僕は二度と北洋へは行きたくないと思った。30年以上前の話なのに、あの海域は何も変わっていないのだ。それにしても日本の漁船を銃撃するとは・・・武器を持っていないのに何故打つ必要があるのだ。
海で生きる男達の家族は、いつも覚悟を決めている。だけどそれは自然との闘いにおける覚悟であって、人に対する覚悟ではない。彼は海で命を落としたのではない。人の欲によって殺されたのだ。日本の政府はロシアにどういう態度を取るのだろう・・・拿捕された人たちは直ぐに返されるだろうか・・・遺体は・・・また一つの家族が幸せを奪われてしまった。