8月6日 (日)  「たかやん議員日記」2006.第218弾! 

「たかやん議員日記」2006.第218弾!  8月6日(日)

広島
二中の修学旅行は広島だった。写真でしか見ることなかった原爆ドーム、そして「平和記念資料館」を僕達は見た。そして語り部の話を聞いて・・・僕達は「原爆」の恐ろしさの数千分の一を体験したのだ。広島の原爆での死者数は新座市の人口とかなり近い。広島・小倉・新潟・長崎・・・もし61年前の今日、広島が晴れていなかったら・・・原爆は他の都市に落とされていたのだ。アメリカは原爆投下の可能性がある都市への空襲を禁止している。原爆の効果が分からなくなるから・・・
「戦争が終わったのは原爆のお陰だ」という人もいるが、「じゃあ戦争を始めたのは、誰の責任だ?」と聞いてみたくなる。靖国神社に祀られている兵隊達だって、戦争がなかったら故郷の墓に入っていたはずだ。アメリカが日本に対してやったことが広島にはある。アウシュビッツ、ヒロシマ・・・戦争は愚かだ。
There never was a good war or a bad peace.
「正しい戦争とか、間違った平和というものは、あったためしがない。」のである。


黒目川
第8回「わいわい川遊び」に参加した。幸弘から誘われた時は「黒目側で泳ぐ?何言ってんの!あんな汚い川で泳げる訳ないじゃん!」と言っていたのだが、実際に川を見てみると・・・まるで発寒川のように綺麗な水が流れていた。僕らはそこでまず「ゴミ拾い」をした。30分ほどで川の周りがみるみる綺麗になっていく。そのゴミの量も「年々減ってきているんです」「昔は自転車やバイク・・・ありとあらゆるものが落ちていましてね。引き上げるのに苦労しましたよ。」ということで、川が綺麗になっていくのに比例して、周辺の人の心も綺麗になっていくらしい。
更に驚いたのは、黒目側に住む魚の種類と量だ。「黒目川流域川づくり懇談会」の人たちが3時間ほどで大きな水槽を魚で一杯にして見せてくれた。
その中にはアユ・・・22匹。ウキゴリ・・・12匹。オイカワ・・・33匹。マドジョウ・・1匹。カワムツ・・5匹。タモロコ・・・1匹。クロメダカ・・・1匹。ヒメダカ・・1匹。アブラハヤ・・・15匹。ウグイ・・1匹。モクズガニ・・1匹。ヒゴイ・・・2匹。と主なものだけでもこれだけの魚が取れたのだから凄い。アユは東京湾から上がってきたアユだということで、川が綺麗になれば、海も綺麗になることが想像できる。
オイカワは関西ではハエ、関東ではヤマベと呼ばれている魚だ。僕は淡水魚のことはよく分からないが、水質がかなりよくなっていることは確かだろう。
後半は空と一緒に黒目側に入ってみた。「つめたい!」と泣きそうだった空だが・・・そのうち「あっちへいこう」「こんどはこっち」と僕の手を握り締めながら、川の中を歩く、歩く・・・川のあちこちで子供たちが歓声を上げ、大人達も楽しんでいる。そんな黒目川を僕らは初体験したのだった。
「これは新座市の財産だね」「下水道を完備したおかげだね」「本当だよ。須田市長もやるねえ・・」9月議会では「黒目川」を取り上げることを決めたのだった。