9月11日 (月)  「たかやん議員日記」2006.第254弾!  9月11日(月)

「たかやん議員日記」2006.第254弾!  9月11日(月)

5年前
僕らは9月17日のニューヨーク行きのチケットを持ちながら、WTCに飛行機が突っ込んでいくシーンをテレビで見た。まるで映画かなにかのようだった・・・・。旅行会社に連絡すると、「他の方はみな取りやめましたが・・・キャンセルしますよね?」と聞かれたから、『勿論行きます!』と答えた。

そして17日。ノースウエスト航空のニューヨーク行きに乗った日本人は僕達二人だけだった。
僕らのニューヨークのアルバムはまずセントラルパークで始まっている。ホテルから近い、セントラルパークのStrawberry fields へまず行ったのだ。次のページにはDo not crossと通行止めされたブルックリンブリッジの前での写真。そして次のページに煙の中から炎が見えるグラウンドゼロの写真がある。closed by order of New York City Police Department という表示のウォールストリート駅の前で撮った前に立つ僕の写真もある。マンハッタンはいたるところが警察と軍で封鎖されていたのである。

スタッテン島から見たマンハッタンを覆う煙も忘れられないが、グラウンドゼロの付近一帯の状態も忘れることができない。特にビルが砕け散った匂いはひどいものだった。そして写真・・・家族を探すためのたくさんの写真。行方不明の家族を思う人たちの涙を僕達は忘れられない。あちこちの公園でのローソクの炎・・・そして歌。人々の涙・・・半旗になった星条旗・・

マンハッタンの半分は深い悲しみに暮れ、そして半分は普段の生活を楽しんでいた。アメリカはそういう国なのだ。本当に不思議な国なのだ。僕らは肌でそれを感じたのだった。

総務常任委員会2日目
今日はパソコンを持って行くためにバイクで登庁した。いつものようにトレーニングをして、コーヒーを入れたあと委員会へ。今日の議題は18年度特別会計国保補正予算、17年度一般会計決算、国保決算・・・・。
僕は一日ミスの連発だった。まず休憩の時間を五分間違え「ごめんなさい」。トンチンカンな質問をして、「ごめんなさい」。質問の範囲を間違えて「ごめんなさい」管轄外の資料請求をして「取り消します」と笑われてばかり・・・。(執行部の方達は決して笑いません。)
それでも疑問に思ったことは言った訳で、そのことで(ああ、そうだったの・・)と確認できたことは沢山ある。だから・・・まいっか。

読書
控え室で安部晋三の「美しい国へ」を読んでいると、幸弘が「何その本?」『ああ安部晋三の本だよ。』「珍しい本読んでいるね?」『うん、同じ昭和29年生まれだからね。ちょっと興味があってさ・・』「安部さんの本を、金出して買いたいとは思わないけど・・・読み終わったら貸してよ。」『いいよ。』
今夜はこれから大田光と中沢新一の「憲法九条を世界遺産に」を読んで寝る。読書は楽しい。 たかやん