9月16日 (土)  「たかやん議員日記」2006.第259弾!   9月16日(土)

「たかやん議員日記」2006.第259弾!   9月16日(土)

運動会
テニスで体を少し動かした後、空の初めての運動会に参加した。K幼稚園の園庭はカメラやビデオカメラを持つ人たちと来年の春入園する子供たちで溢れていた。
「久しぶりです!」五中の最後の卒業生のS君。六中の赤ジャージのR君、そして五中の4期生の昭弘と、若いお父さん達と沢山会えて嬉しかった。(あれ?俺より歳上っぽい人がいるぞ・・・)と喜んでいると、おじいちゃんだったりして・・・・。半袖短パンで走る用意をして行ったのだが、そういうシーンはなかった。二十数年前の雪の幼稚園の運動会では断トツの走りだったのだが・・・・・。

ディベート
NHKの衛星放送で「小学校の英語教育は必要か」というディベート番組をやっていた。鳥飼久美子が反対の立場で、ニュースキャスターの鳥越さんが賛成の立場で意見を交わしていた。僕は両方の意見に共感するところがあったのだが、感心したのは彼らの態度だ。兎に角、みんな人の話をちゃんと聞くのだ。勿論エキサイトすることもあるのだが、基本的には相手の話をちゃんと聞く・・・だからお互いの主張がよく理解できる。そういう番組だった。日曜日の朝にどこかのチャンネルでやっているような誰が喋っているのか分からないような番組とは全然雰囲気が違い、聞いていて爽やかだった。
僕は最終的には鳥飼久美子派だ。小学校での英語教育は必要がないと思う。それより中学校からの英語教育に力を入れた方がいい。幼児期からの英語教育が必要だと考えるなら、親が教材を選んで聴かせればいい。親も一緒に勉強すればいいのだ。今の財政状況では小学校での英語教育は無理だと思う。優秀なALTを雇うには予算がかかる。担任が教えるとなると小学校の先生達の負担が重すぎる。僕のように英語好きの人間ばかりではないのだ。真面目な先生ほど、英語の準備に力を入れ、お金をかけてでもいい授業をしよう。そう思いつめていくのではないかと思う。タイ、韓国、中国と「小学校での英語必修」が進んでいる今、日本は「母国語を大切に」というスタイルで、しっかりと国語を身につけていって欲しいと思う。
小学校では母国語で「聞く」「話す」「読む」「書く」という力をしっかりと身につけ、中学校では同じように「外国語」を学んでいく。勿論、今のように週に3時間、4時間では無理だから、毎日やることが大事だ。そして高校では「第二外国語」を習得する。それで充分ではないか。もっとやりたければ、大学で「第三外国語」を勉強すればいい。母国語で自分の考えを表現できない人間が、外国語で表現できる訳はない。

何でもそうだが、大切なのは初めて会う先生だ。いい先生に出会えば、一生勉強することも可能だ。僕らが海外へ行って、みんながみんな「いい日本語の先生」にはなれないのと同じで、ネイティブスピーカーだからといって、「いい英語の先生」だとは限らない。そういう意味でも小学校での英語教育には無理があると思うのだ。
12月議会は「英会話教育特区」の質問も追加かな・・・・。大切なのは議論することだ。

至福の時
空の寝顔を見ていると、ああこれが幸せなんだ・・・そう思う。一日いろんなことがあって、精神的にまいっていても・・・子どもの笑顔や寝顔で救われる。
父さんの詩集「三本の矢に」にも、そのことが書かれている。

子の寝顔

子等は可愛く
子等は可哀し
わが手にまつわり
わが膝にたわむれ
奇妙なる質問をし
わが答え聞くまでやまず

子等は愛すべし
わが生命の延長にして
わが過去の再現なりせば
子等はいぢらしきかな
この世にたのむは
わが力のみにして
われをしたう一すぢの心ゆえに

子等は頼もしきかな
わがなし得ざる望みあまたもつ
唯一のわが分身なりせば

子等は眠りぬ
つくづくとその寝顔の愛らしきかな

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四才の私の記憶には
馬小屋があり
囲炉裏がある。
その傍らに
祖母の顔がある。

                       邑 新太郎

三十代の父さんが、僕達三兄弟の寝顔に感じたものを、僕も子ども達の寝顔に感じている。
「子等は眠りぬ つくづくとその寝顔の愛らしきかな」雪も亮も本当に可愛い寝顔をしていた。

さあ、今夜は委員会の議事録を読むぞ。文教、厚生そして建設。一人会派は忙しく、そして楽しい。  たかやん