8月15日 (水)  「たかやん議員日記」2007.第227弾!  8月15日(水)

「たかやん議員日記」2007.第227弾!  8月15日(水)

終戦記念日
五時過ぎ、朝刊を読んでから庭でストレッチをした。それから、歩いて10分ほど離れた公園へ行った。公園でジョギングと軽いトレーニングをしただけで、Tシャツはびっしょりになった。やはり今日も暑くなるのだろう・・・・

戦争が終わってから62年。言い換えると、僕は戦争が終わって9年後に生まれた。当時の青山は畑がいっぱいあったらしいし、11歳まで過ごした新宿には防空壕があり、戸山の錬兵場の跡には、機銃掃射の痕が生々しく残っていた。

若い頃の父さんは「戦友」を連れてきては、「軍歌」を歌い・・・そして泣いた。戦場で散っていった仲間たち、そして弟のことを想って泣いていたのだと思う。
そういう環境で育った僕らは、自然に軍歌を覚え、そしてまた戦争というものに嫌悪感を覚えて育った。

小泉純一郎は今年も靖国を参拝したらしい。今はただの国会議員なのだから、中国や韓国の反発も少ないだろう。

僕の叔父も靖国に眠っている。(もしかしたら、故郷の舟見に眠っているかも知れないが・・・)また18歳だったのに、爆撃で腹をやられて・・・・今は、二人のお兄さん達と雲の上で話をしているはずだが、ずっとずっと一人ぼっちで寂しかったはずだ。

世の中に、いい戦争とか悪い平和とかはあったためしがない訳で・・・今の日本はあの時代と比べたら、何万倍もいい時代だと思う。
10代の少年達が、国のために死んでいく・・・。そんな国が「美しい国」な訳がないのだ。母親に手をついて「17年間、育てて頂いてありがとうございました」と出征していく国が「美しい」国な訳がない。
自分の父親が、夫が、そしてかけがえのない子ども達が、赤紙一枚で戦地へ行く。そんな国はどこも美しくない。

戦争をやらせる輩は、自分は常に安全な場所にいるものだ。広島も長崎も沖縄も重慶もソンミも死んでいったのは、ただの市民が殆どだ。

戦争で死んだ人の七割が餓死だったというのだから、戦争は恐ろしい。名誉の戦死など、実際にはありはしないのだ。8月15日。不戦を誓う日であって欲しい。 たかやん