9月20日 (木)  「たかやん議員日記」2007.第262弾!  9月20日(木)

「たかやん議員日記」2007.第262弾!  9月20日(木)

オーマイガッ!
6時からいつものように体操をして、朝ご飯をたらふく食べ、自転車で市役所に向った。快調に坂を登り、新座中の前を走っていると・・・僕の高校の先輩が校門の前に立っていた。そう新座中のS校長は僕の大先輩なのだ。「おはようございまーす!」「ああ、おはようございまーす!」二中時代に大好きだった体育のM先生も笑顔で手を振ってくれた。気持ちよく玄関に入っていくと、「おはようございます!」とまた笑顔が待っていてくれた。僕は、階段を駆け上がろうとしたのだが・・・・目の前におっさんくさい後ろ姿が・・・「大佑!どうしたの?そんなに疲れた顔して・・・」「寝てないんすよ」「何で?遊んでたの?」「一般質問の原稿ですよ」「あら・・・」

控え室に入って気がついた。オーマイガッ!特別支援教育の資料がない・・・家に忘れて来た!頭の中に入ってはいるのだが・・・・あの教育長相手に曖昧な記憶では戦えない・・・。その時の時間は8時55分。(家までチャリで帰って、9時半までに戻って来れるか!)僕は玄関を飛び出した。

家まで11分で飛ばし、汗をかいたので、シャワーを浴びて・・・(余裕だなあ・・)着替えて、バイクに乗った!そしてぶっ飛ばす。(あれ?免許がないかも・・ま、いっか・・・)控え室に着いたのは9時10分だった。

一問一答
大佑が無事終わり、幸弘が市長を熱くさせ、善保が快調に話した後に僕の番が回ってきた。「今日は早く終わるわよね」とSさん。「あたし早く帰らないといけないのよね」とHさん。みんなが最後の僕に(早く終われよ!)というプレッシャーをかけてくる。

並木議長に名前を呼ばれて、壇上へ・・・。水を一杯飲み干して・・・半年振りの一般質問が始まった。いつものように原稿がないので、議場を見渡しながら話をする。執行部はみんなしっかり聞いているのだが、議員のみんなはくたびれているのか聞いていない人が多い。昔の僕ならチョークを投げているところだ。中には一番前でグーグー寝ている議員も・・・・(君に関係のある話をしているんだぜ)。昔なら、頭からバケツの水をかけている。(傍聴人がいるというのに・・・ビデオも回っているし、カメラも撮っているのに、いい神経をしている)と余計なことを考えながら、話を続けた。最初の質問は25分。原稿がないから、適当なところで話を切りながらの一回目の質問だった。

休憩の後、2回目以降の質問に・・・。1回目の質問の後に配られた資料について質問をしていったのだが・・・金子教育長と僕の考え方はやはり180度以上違っている訳で・・・一問一答でも、話が噛み合うことはなかった。教育観の違いなんだろうなあ。僕とは全く違った教員時代を過ごしたのだと思う。まあ、小学校だから違うのも分かるけど・・・。きっと、ガチガチの管理教育が好きなのだろう。「共通理解」「共通行動」という言葉が本当に好きな人がいたんだなあ・・・僕みたいなタイプの先生達は大変だ。学校という社会で生きていくのが辛くなってなければいいが・・・。

今回、困ったのは野次。僕は一度も、誰も野次ったことはないのだが、早く帰りたいと思われる人たちは「いちゃもん」をつけてくるわけで・・・僕の短い間隔の質問にああだこうだうるさいのだ。(そんなに元気なら、自分で質問しなさいよ!)と神経が余計なところに向かいながらの質問になってしまった。誰もが一問一答形式は初めてなのだ。一生懸命やっているのだから、まったく余計なお世話だ!!
2回目以降も予め用意していた質問ではないので、もっと考えたかったのだが・・・・金子教育長の答弁にもっと集中したかったなあ・・・。だから、今日の自己採点は30点くらい。12月議会はみんな寝ないで、静に聞いてよね。              たかやん

金子教育長。お疲れ様でした。僕はいいのですよ。180度感覚が違っていたって。本当に新座の子ども達を愛してくれているのなら・・・本当に新座の学校を愛してくれているのなら・・・「管理教育」だっていいんです。やり方は違っていても、基本がそこにあれば、新座の学校を子ども達を愛しているという「共通理解」があれば、きっと接点はあるはずです。障がいのある子も無い子も、分け隔てなく、共に学べる、共に生きることができる、そんな学校、そんな地域社会ができるといいですね。
教育は愛です。新座の先生達を温かい愛で、包んでください。みんなきっと頑張りますよ。能力の高い先生達は沢山いますから・・・。

昔、神宮司久子という先生がいました。それは、それはおっかない先生でした。「三つ折りしてない靴下」を穿いていない女生徒を正座させては怒っていました。僕は黙って見ていました。掃除をサボった子達を見つけては“神宮司チョップ”を喰らわしていました。その時僕は、子ども達にこう言っていたのです。「神さんの言うことは、黙って聞いておけ!あの人は、お前達のことを本気で思ってくれている人だから・・・・」黙って、殴られておけと言ったのです。それ程神さんは子ども達を、そして学校を愛していました。
子どもの愛しかたは人によって違います。大事なのは愛しているということ。僕は神さんから、そのことを学びました。彼女は去年の4月に亡くなりましたが、今でも僕達の心の中で生き続けています。僕にとって、それが「新座の教育」の原点です。それが僕にとっての「共通理解」です。12月議会も僕の原点をぶつけていきます。

市教委の先生方、お疲れ様でした。沢山の資料要求・・・大変だったでしょう。12月はポイントを絞って、質問しますね。この1ヶ月で市教委の先生達のいいところをたくさん見つけました。一緒に仕事をしてみたいなあ・・・そんな人たちも何人もいます。これからも新座の子ども達をよろしくお願いします。朝は早くて、夜も遅くて・・・大変な仕事ですが、体を壊さないように(勿論家庭も)してくださいね。      邑 朋矢