9月8日 (土)  「たかやん議員日記」2007.第251弾!  9月8日(土)

「たかやん議員日記」2007.第251弾!  9月8日(土)

富山のお米
この間、富山から持ってきたお米が美味しい。新潟のコシヒカリなんぞより旨いのだから本物だ。コシヒカリというブランドは元々富山が作ったという話を聞いたことがあるが、富山の米は本当に美味しい。朝から幸せである。さて、昨日のつづきを・・・

電気代
昨日の決算の質問の中に、小学校と中学校の電気代に関する質問を入れた。18年度の小学校、1校当たりの電気代は208万。それに対して中学校は311万。100万以上も差があるのである。「どうして、こんなにも差があるのですか?」という質問に教育長からは「小学校と中学では部活動などの活動に差があるのです。」という答弁が返ってきた。

水道代は小学校154万円に対して、中学校は208万円。一方下水道は小学校の59万円に対して中学校は51万円。理由が「部活動で遅くまで電気がついていたり、ガラスが割れるので夜中にも廊下や階段に電気をつけておくことがあります」では説明がつかない。

僕が答弁する側だったらこう答えると思う。「中学校3校は夜間の校庭貸し出し等があります。また契約時のアンペア量も中学校の方が大きく設定していますので、基本料金が違います。そして現実問題として、中学校の先生達は教材研究や生徒指導で夜遅くまで学校に残っていることが多く、学校をよくしようと頑張っている先生達がたくさんいるのです。しかし、教室や廊下の電気のつけっぱなしは圧倒的に中学校の方に多いので、その点は注意したいと思います。そしてガラスが割られるかも知れないからとの理由で夜中に電気をつけておくのは生徒を信頼していないということですから、至急やめるようにいたします。」とね。

コンピューター教育
18年度、新座市が小中学校のパソコンにかけたお金は約8600万円。コンピューター教育推進費と教育ネットワーク整備費の合計だ。「教育用コンピューターの整備」と「教育委員会と各小中学校のネットワーク構築」の和なのだが・・・・
「新座市教育委員会のHPにリンクされている各小中学校のHPは更新がおこなわれてない学校も多く、学校の姿が見えてこないものも多くあります。例えば・・・・」僕は8月31日にチェックした23校の更新状況を説明した。
教育長の答弁は「コンピューター教育は子ども達にパソコンに慣れ親しませることや教材としての活用を目的としており、自分の活動をプロパガンダするようなHPを作らせることではありません。」という内容だった。“自分の活動をプロパガンダ”には笑ってしまったが、いつの間にか新座市のコンピューター教育は随分と遅れてしまったのだなあと思った。

「慣れ親しませる」や「教材」としてのコンピューター教育は何十年も前に六中にパソコンを導入した時の目標であって、今、年間8000万もかけてまでする内容ではないだろう。当時の六中の先生達が聞いたら、引っくり返るのではないだろうか・・・・。何しろ、当時はパソコン教育で六中は県のトップクラスだったのだから・・・。それこそ僕ら理科と数学の教師集団は真夜中までかかって研究発表用のプログラムを作り、指導案を書いたものだ。もっとも僕の担当は理科準備室で秋刀魚焼き定食を作ることだったが・・・。

英会話にしろ、コンピューターにしろ、市民の血税を使っているのだという認識がないと、適当な成果で終わってしまう。格好のいいことを言ったって、目に見えるものが余りにもお粗末では市民の批判はかわせない。僕は学校の予算をもっともっと増やしたいと思っているが、必要ないものはいらないし、無駄遣いするなら削ることも必要だと思っている。電気も水道も無駄遣いして、コンピューターでお茶を濁して、英会話の授業で遊ばれたら市民はたまらない。市民に地域の人たちに応援してもらえるような学校を作るには、学校のHPの充実は最低条件なのである。

18年度、新座市は国際理解教育推進に3312万。英会話の時間推進に4366万。合わせて7687万円を「英会話」に使っているのだ。それとコンピューターの8600万とを合わせると1億6000万以上・・・年間に1億6000万である。もっと気合を入れてもらわないと困るのである。教育行政をチェックする議員として僕は当たり前のことを言っている積りである。日本全国、現場の声と市民の声に耳を傾けない教育委員会はいらない。子ども達に愛情を持たない教育委員会はもっといらない。たくさんの人がそう思っている。

(なんて書くとまた怒るんだろうなあ・・・。でも、正直な気持ちなんだ。新座には力のある先生達がたくさんいる。教育委員会にもいる。子ども達の素質もある。まだまだ伸びる。新座を本気で愛する僕としては、本当にもったいないと思うんだ。)  たかやん