10月5日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第278弾! 2008.10.5(日)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第278弾! 2008.10.5(日)   たかやん

川掃除
1ヶ月ぶりの川掃除。誰かが来てくれるかも知れないし、誰も来ないかも知れない。それでもトングと軍手を5セットにゴミ袋を10枚持って、黒目川へ向かった。「おはようございまーす!」いきなり自転車でまさはるが登場した。「どうしたの?」「いやあ、今日掃除だってホームページに書いてあったから・・・」とまさはる。「うれしいなあ・・」と僕。早速二人で掃除を始める。暫くして公園に戻ると、見たことのある後ろ姿が・・・「二郎!」じゃない「直弘!」「あ、おはようございます!」と直弘。「どうしたの?」「今日川掃除だって聞いたから・・・」「そっかあ・・・」「今日二郎の命日なんですよ!」「え!あ、そっかあ・・そうだった!」直弘も二郎も三年生の時には僕のクラスで卒業した。直弘の弟の二郎は5年前の今日、交通事故で亡くなったのだ。「ごめん、すっかり忘れていたよ。いやあ、この間から何かがあるなとは思っていたんだよ。陵平の命日からずっとね・・・1日が陵平、3日が俺の親父、そして5日が二郎・・・・いけね!親父の命日も忘れてた!!」

命日
そっか。ずっとひっかかっていたのは父さんと二郎の命日だったのだ。父さんの夢を見たのも、名刺のせいではなくて、父さんが知らせてくれたのだ。そして、二郎も直弘をよこして教えてくれた・・・馬鹿だねえ、俺は。ごめんね、父さん。そうだよ。母さんも寂しい思いをしたはずだ・・・。いかん、いかん。親不孝もんだ、俺は・・・。

墓参り
川掃除が終わってから、まさはる、直弘、空と僕で新座霊園まで歩いていった。往復8キロの道のりはなかなか楽しかった。空は自転車に乗り、8キロの道のりを走りきった。僕らは昔のことを語りに語って・・・・二郎のお墓にはきれいな薔薇が・・・僕は「忘れていてごめんね!」と、手を合わせたのだった。

テント
我が家の庭にテントを張って、三人で飲んだ。二郎のお陰で、みんなで川掃除ができたし、空は大冒険ができたし・・・みんなでいい空気を吸って、話がいっぱいできて・・・本当にいい日曜日だった。今日も川掃除は五中の卒業生が手伝ってくれた。しかも二人とも同じ学年。卒業してから28年も経つのに・・・教師って、本当に幸せな職業だと思う。僕の周りにはいつも誰かがいてくれる。みんな人相のいい子ども(おっさんもいるけれど)達だ。お金じゃあ買えないものに僕は囲まれている・・・いやあ、幸せ、幸せ。
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