12月26日 (金)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第361弾! 2008.12.26(金)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第361弾! 2008.12.26(金)   たかやん

366日?
今年の日記も361号になり、残すところあと5日となった。え?じゃあ2008年は366日あったことになるのか・・・・。うーん、どこかで間違えちゃったんだなあ。よくあることなのだが、今年も一日も休まずに書き続けていることは確か。あと5日、しっかりと自分の思いを書くことにしよう。

リストラ
ここにきて、正社員のリストラも急展開してきた。非正規雇用社員でなくても危ない時代を作ってきたのはやはり政治だ。そう「政治が悪い」のだ。だから選挙に参加しないのではなく、だから選挙に参加する。それが大事なのだ。政治が悪いのは、そういう政治家を選んできた国民が悪いのだし、選挙に行かずに、そういう政治家を選ばせてしまった国民が悪いのだ。自分でいうのもなんだけど、どうせリストラするのなら「政治家」をリストラしようではないか。国民や県民、そして市民のために働いていない政治家はリストラする。そう、総選挙で、次の県会議員選挙で、そして市会議員選挙で・・・みんなの力を合わせればできるはずだ。そうすれば、議員はみんなリストラされないように、必死になって働くんじゃないかな。

寒かったあ・・
昼前に三人で黒目川を走った。自転車で走った。風が強く、空はフラフラしながら必死にこいでいた。兎に角冷たい風で、1時間も外にいたら・・・もう体が冷え切るくらい寒かった。こんな寒いときに、突然ホームレスになる人たちのことを思った。自分にできることは何なのか・・・寒い風を受けながら考えた。

発言
やはり議場で発言していくこと。「一生懸命」で訴えていくことだと思った。僕には家を提供する力も、炊き出しをする力もない。この暮れやお正月には間に合わないけれど、せめて3月議会ではもっともっと「弱い立場の人たち」のことを考えて強く発言していこう。だって、今日本のどこかでこの寒い風に吹かれながら寒さを凌いでいる人たちがいるのだ。

ホームレス
阪神大震災のとき、僕らはホームレスだった。1月17日はマイナス5度。僕らはその気温の中、パジェロの中の寝袋に小学校6年生の亮と二人潜り込んでいた。エンジンを切ると窓が直ぐに凍り始める。あの日の朝は窓が真っ白だった。外のトイレは寒くって・・・水は冷たくって・・・それでも外に毛布で寝ている神戸の人たちと比べたら、僕らは大分幸せだった。僕らがホームレスだった時間は100日。その内の90日を車の中で過ごした。現役の中学校教師がホームレスになるのだから笑えたけれど、今の日本の状態は笑えない。あの時の僕らには100日経てばホームレスじゃなくなるという夢があった。住む家がなくなっても、友達はいた。住む家がなくなっても給料はもらえた。住む家がなくなっても仕事はあった。住む家がなくなっても僕は「先生」だった。住む家がなくなっても、亮は野寺小に歩いて通っていた。住む家がなくなっても、お風呂には入れたのだ。今の派遣労働者がホームレスになるのとは全然違うのだ。それでも、それでもやっぱりホームレスは寂しいし、悲しい。あの年の年賀状・・・家のない僕らには年賀状が来なかった。

パパ明日も遊ぼうね!
空が僕の耳元で言う。「パパ、明日も遊ぼうね!」「おう」「自転車で遊ぼうね!」「おう」そして母さんのところへ行って「おばあちゃん、明日も遊ぼうね!」「遊ぼうね」そして空は「お休みなさい」を言って布団に入る。僕は父さんとそんな約束をしたことは一度もなかった。それでも僕は父さんから一杯の愛情をもらった。僕が今、生きていられるのは、間違いなく父さんに愛されていたからだと思う。自分に自信がなくても、父さんから愛されている・・・という自信だけは確かにあった。それが僕の自信そのものだったのだ。僕は父さんとは違ったやり方で空を育てるだろう。でも、伝えていくことは全く同じこと。子どもが愛されていると信じられるように空を愛していこう。雪や亮を愛していこう。