3月21日 (金)  『一生懸命』幻の議員日記 第80弾! 2008.3.21   たかやん

『一生懸命』幻の議員日記 第80弾! 2008.3.21   たかやん

雨なのに・・・
朝からテニスに行った。朝霞市の市営のコートはオムニコート。新座市のクレーコートはガタガタコート。オムニコートはイレギュラーがない。脚への負担も少ない・・・育ち盛りの子ども達とお年寄りに優しいコートである。税金はこういうところにかけないとねえ。

そう言えば・・・
暑さ対策をします。と、言っていた西堀コートの日よけの予算が認められなかったらしい。人の命よりも大切なものがあるらしい。「財政難」が理由らしいが、こういうところにも教育予算が削られていることを感じる。観光新座に2億近くもかけて、スポーツ・教育施設はボロボロ・・・新座市の方向は間違っている。

天声人語から・・
古書の世界は奥が深い。値段もピンからキリにわたる。二束三文の投げ売りもあれば、値の張る稀覯本(きこうぼん)もある。漱石の『吾輩(わがはい)は猫である』の初版など、上中下そろった美本だと300万円ばかりするらしい▼名高い『猫』もたまげるような、とびきりの「稀覯本」を、国土交通省が秘蔵していると聞いた。1冊あたりの製作費は約3000万円。海外の道路事情の報告書だが、内容は猫もまたぐお粗末さらしい。カネの出どころは、あの道路特定財源である▼民主党の細野豪志衆院議員が調べ上げ、国会で質問した。国土交通省が「国際建設技術協会」なる団体に、9000万円余で発注した。むろんOBの天下り先である。3カ月ほどでまとめ上げ、3部しか製本しなかった。そもそも誰も読まない前提としか思えない▼中身の多くは、世界銀行の資料やインターネット事典などからの拝借という。独自の分析や考察は見あたらない。「天下り先を養うためだけの報告書。税金が自分の金であるかのような錯覚がしみついている」と細野氏は憤る▼税の蜜壺(みつつぼ)に無数のストローが、巧妙に突っ込まれている。これは、その1本にすぎないと誰しも想像がつく。かくて公金は「かけ流し」の湯のように、暗い溝に落ちていく▼〈役人は人民の召使である〉と漱石の猫は作中で言う。続けて、権力を笠に着るうちに勘違いして、人民など何ほどでもなくなってくる、と公僕精神の退廃を嘆いている。それから1世紀。猫の嘆きに細野氏の怒りが重なる百年一日ぶりが、やりきれない。

* 税金が自分の金であるかのように錯覚している首長や役人は多いと思う。人民の召使だと思っている人は、殆どいないじゃないだろうか・・・・。議員だって同じだ。僕らの一番の仕事は市政のチェックだ。税金の使い道がこれで正しいと思ったら、賛成。間違っていると思ったら反対しないといけない。賛成したとしても、駄目なところにはメスを入れないと・・・・黙った賛成は「チェックしてません」と開き直っているのに等しい。僕も気をつけないといけない・・・・。
http://www.takayan-world.com/cheeringparty/            たかやん